先1ジャッジを返せないデッキに人権は無い

まえがき

こんにちは、もうしです。
チャンピオンズリーグ千葉公認に参加してきたのでそのことについて書こうと思います。

偉そうにいろいろ書いてますが2-3ドロップです。敗者から学ぶ気持ちで読んでください。

使用デッキ

ルガゾロです。
なぜ今ルガゾロを握ったのかと言うと、この記事のタイトルにある通り

先1ジャッジを返せないデッキに人権は無い

と考えていたからです。
特に意識していたのはピカゼクです。現環境最高峰のブン回し性能と盤面構築力、それと合わせたマーシャドーorジャッジマンによるワンチャン性能を持っていると考えていました。

具体的に言うと、

ピカゼクの先1マーシャドー、先2フルドライブ、先3タッグボルトGXをきちんと返せないデッキに人権は無い

と考えていました。
手札を絞られながら盤面のリソースを崩壊させられるとほぼすべてのデッキは機能不全に陥ると思います。

そこで重視したのが、盤面にドローソースを残すということでした。手札を絞られても盤面さえ残っていればリソースが繋がれば戦線維持をすることができると考えたからです。

ここで候補に挙がったのはジラーチ、ゾロアークGXでした。それらを無理なく採用できるジラサン、ルガゾロがCL千葉に持ち込むデッキの最終候補になりました。

最後まで悩んだ結果、ベトベトン＋ジャッジマンという制圧力の高い組み合わせを採用できることを評価しルガゾロを採用しました。これは上記の手札を絞られながら盤面のリソースを崩壊させられるとほぼすべてのデッキは機能不全に陥るということを意識しています。

デッキ紹介

明らかに普通のルガゾロなので、細かいことは省こうと思います。
とにかく盤面完成させたい一心で組んだリストです。初手リーリエに繋がるカードは計13枚入っています。盤面完成を意識しすぎてそれ以降の細かい動きが薄まってしまっていることは弱点です。

採用カード紹介

ルカリオGX
ピカゼク相手にプレッシャーを掛けるために採用しています。ピカゼクをワンパンできるカードで最もシンプルな組み合わせは非GXマッシブーン＋闘エネルギーの2枚です。ルカリオGXはそれの次に少ない枚数でピカゼクをワンパンできるポケモンです。

アローラキュウコンGX
GXワザによりフェローチェ＆マッシブーンへの回答となりうるカードです。他にもウルトラネクロズマGXを確定1発で倒したりと柔軟な動きができます。グッズをサーチする能力も言わずもがな強力で、主にカウンターゲインへのアクセスを担っていました。ゲインデスローグはまさに必殺技。

アローラベトベトン、クチナシ
主にジラサンへの回答。ベトンを立てると相手のリソースを枯渇させやすくなるため非常に強力だと考えています。上記の通りベトンジャッジを決めれば様々な状況から逆転の目を生み出すことができる優秀なカードです。

基本闘エネルギー
ピカゼク相手には相手がフルドライブを撃ってくる返しにきっちり返せないとテンポをとられやすいと考えていたので、エネルギーを増やしました。1ターン目にエネ付きイワンコ＋リオルを展開できればある程度安心できると考えています。

不採用カード紹介

マグカルゴ
マグカルゴを立てる余裕があるならルガルガンGXやルカリオGXを立てたほうが勝てると考えたため不採用。一度立てばジャッジマンを喰らってもほぼ立て直せるが、マグカルゴを立てる余裕のできるターンには既に勝負の行方が決まっていると考えました。相手に対して干渉できるポケモンではないため、根本的な勝ち筋を別なカードで用意してやる必要があるのもマイナスポイント。その点アローラベトベトンなら立つだけで相手を直接止められるため、そちらのほうが重要度が高いと考えています。

マニューラ
クチナシのバリューが高まるため採用したかったが、ピカゼク相手に刺さりにくい上、進化非GXであるためリソース消費が大きすぎると考え不採用。

デデンネGX
本当は採用したかったカード。しかし序盤にデデチェンジを使ってしまうと重要なカードをトラッシュ送りにしてしまいかねず、こいつを採用していても使いたくても使えない場面が多かったです。また、手札をリセットしなければいけない状況を打破するカードを採用するより、そうならないようにしたほうが強いと考えています。

ククイはかせ、アセロラのそれぞれ2枚目
これらのカードは盤面がきちんと完成してから使用するカードであり、そういったカードを多く採用すると盤面完成前のジャッジマンに弱くなるという考えから最低限の採用となりました。ともだちてちょうによってギリギリ2回使うことを意識してゲームを組み立てます。

戦績

2-3ドロップ。

1戦目✖　ルガゾロ+ルカリオ+マニュ+ベトン+カルゴ+デデンネ　後手
3ターン目までドロソもゾロアークも引けず延々ゾロアにニコタマ貼って待ち続ける。更にイワンコがサイドに2落ち。お相手はきっちりイワンコにエネを貼る盤面をつくりつつ先2ベトンの構え、更にクチナシを使いトラッシュのゾロア復活→ゾロアークGX進化を2回。安定しない、ピカゼクに刺さらない、と僕が不採用にしたカードを全部使ってきたので心が折れかけた。こちらはルカリオのはどうげき、ゲイン＋1エネつけてせんぷうきゃくとゾロアークを連続して倒し粘るも負け。

2戦目✖　メルメタル+ジバコイル+メルメタル&ルカリオTAG　先手
ポケモンを見た瞬間絶望のマッチ。ジバコ型は自分で作って安定しなかったので、初手リーリエで場を整えた後2ターン目ジャッジマンで手札絞りつつ確2とればなんとかなると必死にダメージを乗せるもアセロラ2回、まんたんのくすり1回使われて時間切れ。両者負けは嫌だったのでエクストラターンで相手にサイドを取り切らせる。

3戦目〇　ゾロア　後手
3ターン目までドロソに触れず、場のイワンコに辛うじてエネを貼るのみ。相手は初手リーリエしてきたもののゾロア2体のまま続かず。こちら3ターン目に引いたテテフ→リーリエでルガルガンGXとニコタマを引く。そのままつめできりさく2回でお相手ベンチ切れ、勝ち。

4戦目〇　ジラサン　後手
2ターン目にドロソ。ここまでほとんど初手ドロソを使えない戦いばかりで心がしんどくなっていた。しかし相手も何も引けないらしく、辛うじて初手にあったメタモンからベトンに繋ぐ。そのままベトンが刺さり押し切る。

5戦目✖　ウルネク　後手
初手リーリエはできたもののたねが並ばず、ゾロア、メタモンのみ。相手は順調に盤面を構築し始める。苦し紛れに引いたネスト→アローラロコンと繋ぎみちしるべに賭ける。しかしお相手ウルネクによる210連発体制が整い為すすべなくサイドを取られ負け。

反省点

今回もボロ負けでしたが、構築自体に難は無いように思っています。しかし、根本的なミスを犯していました。それは、

先1ジャッジマンの返しは盤面のドロソだけではないということです。

それは単構築です。今回の大会の上位にいるデッキの多くがフェロマッシ単、ミミゲンオムスターなど単構築に近いものだったようです。単構築にしてポケモンを常に盤面に置き、ブルーの探索で必要札をサーチするという動きはジャッジマンによる手札干渉に対して比較的強く、さらに初手の安定感が非常に高いです。そこに気づけなかった僕はまだまだ甘いなと反省するばかりです。

あとがき

今回も大負けしたけど、めげずに頑張ります。