【FPS】エイムがプルプルする原因の考察【手ブレの方程式】
こんにちは。マウスの持ち方の人です。
普段は「マウスの持ち方ブログ」にてエイム等に関する視野が広がる情報を発信しています。
今回はエイムをする際の問題点の一つ、手のプルプルについて適当に考察をしていきます。
いつにも増して適当な考察なので、気軽にnoteにて掲載してみようかと思います。
プルプルについて
手のプルプルはエイムを高めようと意識する人であればだれもが実感したことのある現象かと思います。
特に一定方向にエイムするときに微細なプルプルが起こることについて考察していきます。
とても小さい的をトラッキングする際などは顕著に手のプルプルを感じ取るかと思います。
kovaakでは極細のターゲットを狙うthin系のシナリオで特に感じ取れますね。
プルプルの正体
右方向へのエイムをする際を想定して説明していきます。
プルプルの正体の一つとしては、
最終的な右方向への力が一定になっていない
これが要因だと考えています。
「最終的な」としている部分が肝で、単に右方向への力の出力だけの話をしているのではありません。
要は、”右方向への動かそうとする力”に対して、”左方向へ発生する力”を差し引いた結果が一定になっているかどうか。
この”左方向へ発生する力”もマウス操作においては少なくとも2つあると考えています。
これらを簡単にイメージしてもらうための方程式を次に紹介します。
プルプル方程式(=手ブレの方程式)
右へエイムする力 =
右方向への出力 ー( マウスパッドとの摩擦 + 左方向へのマウス固定に使う力 )
それでは一つずつ、プルプル方程式を解説していきます。
①右へエイムする力
方程式の結果、最終的に右方向へマウスを動かす力を指しています。
数値的な大小の話ではなく、この”右へエイムする力”が一定になっていることが、プルプルをなくすための答えです。
そもそも、なぜプルプルするのかを考えた際に、
一定方向へのマウスを動かす力が安定していない➡”進行方向への力”から”反対方向に働く力”を差し引いた最終的な力がブレているので、一定速度で動かせていない➡一定方向へ動かす際に早くなったり遅くなったりしている➡プルプルに見える
という理屈を仮定しました。
プルプルとは、実際には左右にぶれているのではなく、一定方向に動かすにあたって、加速と減速を微細に繰り返している状態だということです。
まあ、当たりまえと言えば当たり前なんですが、手ブレとかプルプルという表現をされると、さも左右に微細に動いている状態かのように印象付けられてしまいますね。
その印象に引っ張られてしまっては、正しく原因がつかめません。
実際に手ブレが激しく、左右に動くレベルでエイムがブレている人もいますが…本質は同じだと思います。
②右方向への出力
右方向へ動かすためにあなたの体が出力する力の量です。
・手首エイムであれば、手首を右に曲げる力
・腕エイムであれば、腕を右に動かす力
・指によるマウスを押す力
この力の大きさが極力一定で出力できているか、という問題ですね。
一定の力を出力し続けるというのは実はとても難しいことです。
先天的に言えばまさに運動神経の良し悪しが大きく関わっている、というかこの出力する力のコントロール能力が運動神経の良し悪しと言っても過言ではありませんね。
車の運転で、均一な状態の地面で時速40㎞ジャストを出し続けるように、マウスパッドの上を寸分の狂いのないスピードでマウスを動かすイメージです。(この際摩擦などが関わりますが、それはこの後に説明を)
紙の上にペンで線を引く際に、超絶同じスピードでペンを走らせ続けるのは困難です。
しかしこれは、あなたの体の使い方の問題です。
自分が狙った力の量をブレないように出力し続ける、という技術を高めることはできますし、それがまさにエイムそのものの一つではないでしょうか。
特に、手首と腕の両方を使ってエイムする際には、手首と腕の切り替わりの瞬間に体の使い方が大きく変わるので、力の出力が変わりやすいですね。
③マウスパッドとの摩擦
滑るマウスパッド、コントロール重視のマウスパッドなどいろいろありますね。
しかし、ここで触れるのは滑りやすさではなく、滑りに対する摩擦が一定になっているかどうかです。
まずは一回のマウス移動中におけるマウスパッドとの摩擦が変化する要因を考えます。
・手とマウスパッドの接触部位や接地面積の変化
・マウス及び手自体の垂直方向への圧の変化
・マウスパッドの摩耗状態の変化(劣化部分)
この辺りの影響で生み出される摩擦が大きく変化しないように考えることが、プルプルを減らすための重要な施策です。
垂直圧に関しては、癖があるなら硬いマウスパッドを使うことでかなり変化を軽減できますね。
④左方向へのマウス固定に使う力
これが一番の盲点ではないでしょうか。
そもそも、マウスを持つ・エイムするという動作において、マウスを動かす目的とマウスを保持(固定)する目的のふたつが両立されているのです。(詳しくはこちらの「マウスの持ち方の教科書」でも解説しています)
マウスを固定するために使う力が発生している、ということです。
これを2次元的に見てみると、左右方向では親指と薬指小指でお互いに挟み込んでマウスを固定する人が多いはずです。
この力の大きさは、当然ながら静止時には大きかろうが小さかろうがおおよそ均等にかかっていれば問題にはなりません。
しかしマウスの動作中には、この力の均衡が崩れてしまうとエイムへ影響を及ぼします。
つまり、右へエイムをする最中に親指に余計に力がかかってしまうと、右方向への力が発生してしまいます。
これが加速の1プルとなります。
そしてこれを正常な均衡状態に戻すことで、また全体の力の総量が変わってしまうので、減速の2プルとなりますね。
これがプルプルが生まれる瞬間の一つではないでしょうか。
このマウス固定における力の均衡が崩れた回数が1プル2プル3プル4プル…となり、プルプルエイムを生み出してしまいます。
右方向へのエイムとしてみれば、方程式にある通り、左方向への力がどれだけ発生するのか(プラスマイナス含めて)が影響するのです。
このマウス固定の力の均衡を保つ能力を養うのは難しいと思います。
対策として浮かぶところでは
・マウス固定を強く行う
・比較的力のいらないマウス固定の持ち方にする
・マウス固定を手のひらをメインで行い、指の力みを最低限にする
この辺りです。
固定を強く行う目的は、出力の調整はオンオフを切り替えるだけの方が簡単なので、ほどほどの力で左右を固定しようとするのではなく、最大出力に近い強さで持ち続ける方が、力がブレにくいからです。
マウス固定の方法については、薬指小指側面で押さえるビクトリー持ちがまさにこの固定の力に関しては秀でています。
指の付け根付近をつける固定方法は、左右からの挟み込みに力を使わずともかなりマウス保持が安定します。
また、今まで説明したマウスパッドとの摩擦などが変化すると、それを修正しようと、親指や薬指の力の量を調整することになるので、その際もブレてしまいますね。
まとめ
改めて、プルプル方程式(手ブレの方程式)を。
右へエイムする力 =
右方向への出力 ー( マウスパッドとの摩擦 + 左方向へのマウス固定に使う力 )
各要素ごとに分解して、なぜあなたのエイムがプルプルしているのかを突き止めて対策することが大切かと思います。
また、分かりやすく等速での説明を行いましたが、加速減速するエイムの際にも一定の加速度を保つためにはこの方程式が適用できると考えます。
なお、高校での理科は「生物」選択な私の勝手な推測・考察で書いています。
物理学のブの字も知らないので、そういった観点でのご意見等があれば参考にさせていただきたいと思います。
それでは次の記事で!
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