「わかる」、「わける」、;R3-7-4、Sun. free

本日はIndependence Day。 a Federal Holiday だが、米国東部時間はまだ3日の21時過ぎで、4日は日曜だから、実際には翌日が祝日となるらしい。

独立とは、他者の支配を離れて1つの主体として成立すること。 米国など西欧文化では自己と他者が独立した存在として認識されているが、日本などでは、やや異なるようで、自己が他者と重なりあって認識されている。  >>https://www.socialpsychology.jp/ronbun_news/32_02_0810.html

この「独立」についての認識の相違が、いわゆる社会文化のギャップであり、協調・調和を基礎とした日本文化と、競争原理の西洋文化の葛藤にもなっている。

「認知症」の背景にある日本の家族と社会を調べていると、日本語の「わかる」と「わける」が同じ語源だとの記載があった。

「わかる(分かる、判る)」の語源は、「分カル」。二つのものが、はっきりと離ればなれになることを「ワカル」という。

「わける(分ける)」の語源は、「分ク」。二つに離し、分離、区別する意。

では、なぜ前者「ワカル」は、分離したものを「判る」あるいは「解る」としたのだろうか。

そのヒントになるものはいくつかあり、同じ日本語の「ワケ」、「訳」と書く。同じ語源の「分ク」であり、意味内容・すじみち・事情・道理などの意。

また、「ワキ」「脇」。この語源も「分キ」で、胴体(本体)と腕の分かれたところ、主役(本体)にたいする「ワキ役」、相手役となる。

さらに、「わかい(若い、稚い)」。語源は「分か」+形容詞の「し」、「分け易い」の意。数や年が少なくて分け易いから「若い」となる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?