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二〇一九年を忘れない〜抱負を添えて〜

きっかけ

昨年末、とある番組のロケハンで十数年ぶりに遊園地へ足を踏み入れました。当日の暴風で運行中止していた名物ジェットコースターの真下で、グネグネと緩急がついたレールを目の当たりにし「今年はこんなジェットコースターに乗ってるみたいだった…」と何の捻りもない感想が出てきました。当日は期せずして2019年最終営業日で、そんな日にこんなベタな感想が出るくらいの1年について書かねばと思い、振り返りと抱負について書いてます。

濃かったよ2019年

気付けば会社も2019年11月1日より4期目に入り、私は30歳になりました。全社内だと決して若くない年齢になるなか、2018年暮れから自分で招いたゴタゴタに追いやられ歌舞伎町のスナックで鬱憤を晴らす日々を送る絶不調のスタートとなった2019年は、間違いなく濃厚な1年でした。

ゼロから体制立て直しを迫られるドン底スタートとなった年初。急ぎ新体制を整えつつ、守りに入らず攻めの姿勢を構えるにはどうすれば良いか悩んでいました。経験上、キーマンが抜けた穴を埋めることは当事者次第で何とかなります。しかし今回は穴埋めだけで安心せず、いっそこの不利な状況を逆手に取ってやろうと、開き直り動くことにしました。

そもそも冷静に不利だと感じるのは何故か紐解くと、“知らないことが多過ぎる”からでした。歳を重ね経験を積んでいくほど、未知の領域への挑戦に躊躇うことが増えてきた気がします。今回も知らないが故に、キーマンが抜けた穴の大きさや深さを勝手に想像し怯えていました。まだまだ浅い自分の経験に基づいたイメージに囚われていたのです。

このままじゃいけないと、腹を括り、見えない部分に一つ一つ丁寧にスポットを当てていきました。すると、思いのほか新たに学ぶことは少なく、むしろ属人化により影になっていた改善点に次々と気付くことができました。その後、前例を踏襲することと改善することのバランスを3:7くらいの割合に調整し、7の部分を新体制で考え抜き今に繋げていきました。敢えて改善の割合を大部分にしたことで、新体制のメンバーに当事者意識が芽生えていったのは悪くない采配だったと思います。

上半期が終わり大なり小なりの結果も付いてき、新たなチャレンジも増えていきました。徐々に自信を取り戻しいくと、これまで見て見ぬ振りしてきた、市場から俯瞰した会社の現在位置を確認することができました。やっとスタートラインに立てた、というか今まで立ってすらなかったんだとわかりました。会社立ち上げからこれまでの時間を省み、良い勉強になった、といった綺麗事で片付けたくない悔しさ。やり場のない気持ちは反骨心に変換し処理するしかありませんでした。

現在私たちが向き合ってる市場は今年大きく動くことになると思っています。振り返ってもこれほどワクワクする状況は他にありません。恐らく誰も脅威に思ってないであろうニジスタがダークホースとなり、最後の直線で差してトップになることを想像すると身震いします。こう思えるようになったのも、ネガティブに囚われ過ぎず、スナックに行かず、開き直って多少馬鹿になり向かっていったからだと思います。この経験は今後も大事にしていきます。

2020年抱負

振り返りが長くなったので今年の抱負いきます。

①社外パートナーシップ強化

→ 個人・法人関係なく、引き続きお世話になっているパートナーの皆様、今年新たにお世話になるであろうパートナーの皆様との関係性をより強固にしていきます。
そのためには、同一の成功体験を通して関係性を深めることが最も近道だと考えています。最低限お互いのコミットを引き出せる関係性を築き、利害は違えど私たちが掲げる目標に共感してもらえるような努力は惜しまないことを意識していきます。

②続・現場

→ 今年も現場に立ち続け、感じたことを率直に言葉にし自ら行動して改善していく、を繰り返していきます。役割や立場より、いかに質の高い現場を作れるかが大事だとここ1年痛感しました。上質なアウトプットは熱い現場からしか産まれないです。
現場に立ち続けられるよう市場の動向・トレンドを把握することも怠らず、ユーザー視点を持ち続けていきます。

③任せ上手

→ 自分の仕事を任せられる人を作るのではなく、任せた自分も任せられた当事者も言い訳できない環境を作るところから任せることは始まるんじゃないかと思っています。
今年新たにチャレンジしたいことが山ほどあります。そのために思い切って任せるだけでなく、環境づくりもセットにしていきます。

抱負は全て、“前年手応えがあったので今年も続けよう”と思えるものにしました。自分は目標設定が下手なので、よく分かんないけどカッコいい目標を設定しがちで、案の定未達に終わり勝手に自分で自分に失望していました。
今回は、前年手応えがあった中から更に伸ばしたいことを目標に設定することで精神的なハードルは下げました。ただ同じ結果を得ても意味がないので、それぞれアップデート要素を入れ取り組んでいきます。

最後に

たぶん10年後くらいに、ここ数年を振り返り「勝負どころだった」と確実に言っている予感がします。
「あの時頑張れば良かった…」と言っているか「あの時頑張って良かった…」と言うか、最後は自分次第。長い人生から考えるとたった一幕に過ぎないこの数年、勝ちにこだわり勝負し続けていきたいと思います。

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