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スキー場ゲレンデの下から上に向かって進むスポーツ

普通、スキーと言えば、リフトで上に登ってから下に向かって滑り降りていくスポーツであると認識されております。

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これはスキー場ゲレンデのイメージです。※福島県 箕輪スキー場


そんな常識とは全く異なり、ゲレンデの一番下から上にひたすら登っていくちょっとユニークなスポーツがありますので紹介します。



知ってますか?このスポーツ

【ゲレンデ逆走マラソン】                      震災以降、風評被害に苦しんでいた私たちは、モーグルのワールドカップを開催しているリステルスキーファンタジア(福島県猪苗代町)で、ゲレンデを逆走するという奇抜なマラソンを企画しました。それが「 モーグルコース逆走マラソン」です。2011年6月5日に開かれたこのマラソンは、“下から駆け上がる”という前代未聞のレースながら、「馬鹿らしいけど面白い。」と参加ランナーからお褒めの(?)言葉を戴きました。それで自信を得た私たちは、「ゲレンデ逆走マラソン」と銘打ち、磐梯高原6スキー場のシリーズ戦へと駒を進めたのです。
出典:ゲレンデ逆走マラソン 大会概要より

真夏にゲレンデの急坂を駆け上がるのですから、普通の人なら避けるスポーツの1つです(笑)

今回紹介するコースは、標高500mを一気に駆け上がりゲレンデを周回するという距離で言えば10kmを走り抜けるコース。

もちろん、リフトは使用禁止だ(笑)



ゲレンデ逆走マラソンは山を走る「トレイルランニング」や長距離走の「マラソン」といったスポーツのカテゴリに入るのでしょうが、いずれともちょっと違うユニークなスポーツである。

2011年の東日本大震災からの復興をきっかけに始まった大会のようですが、すっかり浸透し、今尚続けられています。

場所は福島県で、猪苗代湖周辺の各スキー場が舞台となるシリーズ戦となっている。

※2020年はコロナ関係で中止(2020/06/27時点)



一体、誰が出ているの?

出場選手は地元福島県の方を中心に、筋肉たくましいアスリートばかりかと思いきや、意外とそうでもない。

高校生のような学生、主婦、特別に鍛えていないであろう一般の人達が、市民マラソンに出るような感覚でエントリーしているのだ。

こんな馬鹿なスポーツ誰がやるの?(笑)と敬遠されがちですが、


それは「食わず嫌い」というやつで、


だまされたと思ってやってみたら、意外とそれなりに出来てしまうもの。



私も出てみました

私は東京からの出発なので、前泊で出場しました。

やはりゲレンデの坂は想像以上にキツく、重力に押しつぶされるような負荷を感じました。

吐くほど苦しみましたが(笑)終わった後の爽快感は格別。

私は翌日仕事があるため、大会終了後は一目散に東京に帰りましたが、休みを取り後泊ができれば、夏のスキー場ホテルで汗をかいた後に飲むビールは格別だったことでしょう!


新聞に出てました(笑)

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福島民報新聞より

写真中央、体育着姿のイモトアヤコ風!?のランナーの右後ろの黒いユニフォームが私です。

ゲレンデの洗礼を受けましたがまた出場したいです。


この大会の合言葉は


「登りきるまで振り向くな」


登りきった後に振り返って見る景色は最高であることを思わせてくれる良い言葉ですね!


最後までお読みいただきありがとうございます。読んでくださる方がいる限り、記事を書き続けていきたいと思っております。