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声がする (詩

思い上がるなと 声がする
何処からか いつからか

身の程を 知りたいと思う
どうしてか ふと思う

足がすくみ 喉が詰まる
頬が痙攣を始める

ゆらゆらと私は滲んでいって
あるような ないような 世界に溶ける

滝壺の枯葉のように
踊らされて 沈められて 
そうしてどこか 遥か遠く

静かな小川のほとりで 君の足に踏まれ
シャリ と泣く

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