お陰様です (詩

何度も 負けた
挫けた 退いた

だけども それは
それがなんだというのか

今もうひとたび 歩を進めようとするわたしの
足を縫い止める 楔にはならない

冷たい目線が 嘲笑と無関心が
私の心を削ぎ落としてきた

だというのに 私は立ってる 
削ぎ落とされた 歪な心で
それでも確かに まだ立っていたのだ

あなたのお陰様です
これは 貴方のお陰なのです
ありがとう

ある時、私のための貴方があって
貴方のための私であって

そうして私達 擦り減ったもの同士
いろんな余白を抱え込みながら
寄り添いあったら
その時 私達 ひとりの とっても大きな
優しくて 賢くて 強い 豊かなたった1人の人間になれるんじゃないかなぁ

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