見出し画像

まぬがれる(詩)

黄色信号の交差点
次も、また次も

すり抜ける、
そして
後ろで赤になった

青が!アクセルを踏む!
黄色
ギリギリ、すり抜ける

次も、その次も、またその次も

交差点はずっと、黄色。

脂汗が夜風に撫で付けられて広がる
鳴らない口笛を吹きながら
夜道をひた走る、わたし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?