高層住宅ビルの解体

高速バスで都内に入ると都心以外でも高層ビルが沢山あるのにびっくりします。そしてそれらのビルの多くは周辺の庭が狭いことです。これらのビルを建設する時には解体の方法を考えているのだろうかと不安に思いました。

海外で巨大なビルがダイナマイトを仕掛けられて一瞬のうちに崩れていく映像は何回か見ています。しかし、日本の都市では周囲の土地の狭さを考えるとこのような解体は無理ではと思ってしまいます。ビルの爆破に際しては爆音、振動、瓦礫の飛散などがありテントを下げただけでは対応は不十分ではと。

マンションの修繕積立金は改修のためであり立替の資金ではない。解体、立替の費用は建設後何年経過してから積算するのでしょうか?居住者の高齢化が進めば立替費用の支払い能力がない場合が多いのでは? そして立替の協議が進まないままに住民がいなくなりマンションがスラム化する。人口減少とマンション価格の高額化の中で古いマンションのスラム化とその解体が危惧されます。

銀座ではペンシルビルと言われるようなビルが出来ては壊されることを繰り返しています。だから素人が心配することではないのかもしれないのですが、土地価格の高い銀座の商業ビルと、住宅地域の住宅用ビルではそのコスト負担能力が全く異なるのでやはり心配になります。

今回私が通ったのは練馬区役所から池袋東口に至る地域でした。