人類はゴミを出しっ放し、宇宙ごみ

宇宙ゴミ(スペースデブリ)の状況を調べるために打ち上げられたアストロスケールの商業デブリ除去実証衛星が対象となるデブリへの接近を開始しており、世界で初めてとなる。“デブリ”と言う言葉は福島原発の事故で初めて耳にした言葉ですが、今回は宇宙の話題で使われています。

人類は多くの衛星を宇宙に打ち上げ利用していますが、同時に多くの宇宙ごみを作ってしまいました。ゴミ処理問題を解決せずにどんどんゴミを作っている。これは原発と似ていますね。原発から出る“使用済み核燃料”と言うゴミも最終処理場が決まらないまま増え続けている。

世界中が月や地球以外の惑星の探索計画を進めていることは興味深いのですがゴミで宇宙を汚すのをやめて欲しいと思います。その意味で今回の商業デブリ除去実証衛星は注目しています。

ゴミを破壊する技術は他国の衛星を破壊する技術ともなり得るので慎重な運用を予め国際協議することが必要なのではないかと危惧もあるプロジェクトでは。