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フィードバックループ活かしたOKRの決定方法

私はOKRという仕組みがとても好きで、OKRを持つことが組織や個人の成長のために非常に重要ものだと思っています。

改めてOKRの良さを考えていったときに、OKRはフィードバックループを仕組みに取り込んでいるのが特に重要だと思うようになりました。

共有とフィードバック

トップダウン型の組織では共有とフィードバックは苦しい話かもしれません。

なにしろ課長や部長などがこうしようと出してもメンバーに「いや、これは違うのでは」などたくさんのフィードバックが来てそれらに真摯に向かい合わないといけないからです。

とはいえ基本的にフィードバックというのは改善を進めるための重要なファクターです。一人の能力を超えて組織を組むことの大きなメリットです。しっかり活かしてOKRに組み込みたいですね。

もちろんフィードバックは常に来るのに対してQや年間の目標のコロコロ変え続けていてはムービングゴールと同じでメンバーのやる気を削ぎます。とはいえ古い目標を追い続けるのも徒労感を生みます。なのでこのコントロールをするところこそがマネージャーの仕事だろうと思っています。

QのOKR決定フロー

1. 今QのOKRの進捗と前Qで出たKPTのTryを見返します。

2. その上で次Qはこうあって欲しいというObjectiveを考えていきます

3. この時にKRやただのアクションも出てくると思いますがそれはあまり気にしないでリストアップするのがいいと思います

4. リストからカテゴライズをします

5. カテゴライズされた中からこうありたいというObjecticeを抜き出します

6. もしあまりObjectiveっぽいものがなければここで考えましょう。夢のある言葉に出来ると言いと思います。それだけでストレッチングなKRが出やすいです

7. Objectiveの達成条件(KR)を考えます

8. この時のKRはどう測定できるかを素案で良いので出しましょう

10. この時点でもうチームや周囲の関係者に公開してしまいましょう

11. 悩んでいる点などもそのまま聞いてしまって良いと思います。そうすれば他の人の知見を元により良いKRや測定方法などがもらえる可能性が高いです。組織力の活かしどころです

12. 再度フィードバック内容をもってOKRを改善しましょう

13. これを何回か繰り返します。最近はslackやドキュメントへのコメントなどで済ませがちですがあえてMTGをするのも良いと思います。チームで課題に取り組む意識が生まれると思います

14. 充分に醸成されてきたら決定とします

OKRにかける期間

QのOKRの場合、少し余裕を持つなら作成に1週間、フィードバックに1週間、フィードバックの反映に1週間という感じでしょうか。

全部で3週間と聞くと長く感じるかもしれませんが、フルにそれに対応しているわけではないですし、どちらかというと少し余裕を持つことで頭を冷静にして考える時間があることが大事かと思っています。

こうやってOKRを設定するメリット

OKRはあくまでツールで目的ではないのは当然なのですが、OKRをみんなで考えるということが出来るのがとても良いと思います。たくさんの人の知恵を集めると毎回想像を超えて良いアイディアが出てきますし、何より自分たちで作った目標というのが重要なポイントです。

目標は自分事になると取り組む気力も全然違いますからね。すこし根性論っぽいでしょうか?

ちなみに今回は個人OKRではなく組織のOKRの方を書きました。実のところ私は個人OKRの方はあまり設定でうまくいっておらず、まだまだ考えねばならないことがたくさんです。いろいろと話も聞いてみたいですね。

#OKR #EM

サポート頂けたらより強い猛獣になるべく本でも買って読んで、またnote書きます。