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フォーレ室内楽全曲演奏会第5回

名古屋市の伏見駅の近くの電気文化会館へ行きました。
フォーレの室内楽全曲演奏会へ行きました。第5回めで最終回になります。第1回から第5回、全出席を達成しました。

今日はプログラムにサプライズがありました。第1回から第5回に出演した演奏者のサインが執筆されていました。大切に保管します。永久保存版です。

⬛️サン・サーンス/デンマークとロシア民謡によるカプリース

ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネットの編成で管楽器の魅力がたっぷりのアンサンブルでした。
この曲は初めて聴きました。サン・サーンスは管楽器のアンサンブルの室内楽もいくつか作曲しています。
管楽器のアンサンブルもいいなと思います。

⬛️フォーレ/ヴァイオリンソナタ第2番

フォーレのヴァイオリンソナタ第1番は初期の作品で魅力的なメロディーに囲まれている曲ですが、第2番は後期の作品でメロディーについては口ずさめる曲ではないですが、音の世界の広がり奥深さは第1番と比べて段違いのものがあるなと思います。

ヴァイオリンは春日井さん、ピアノが桑野さんでした。2人の演奏する音の世界に引き込まれました。すばらしいものを聴けたなと思います。
改めてヴァイオリンソナタ第2番、好きになりました。

⬛️フォーレ/エレジー
⬛️フローラン・シュミット/エレジー

フォーレとフォーレの弟子のフローラン・シュミットのエレジーを続けて演奏されました。
チェロが高木さん、ピアノが桑野さんでした。
フローラン・シュミットの曲は前回も演奏されましたが、フォーレに負けず劣らずすばらしい曲を作曲していますが、あまり知られていないし、自分も今回のフォーレ室内楽全曲演奏会で初めて知りました。もっと評価されてもいい作曲家ですね。

⬛️フォーレ/ピアノ四重奏曲第2番

フォーレ室内楽全曲演奏会の大トリはピアノ四重奏曲第2番です。
桑野さんはこの曲をシリーズの最後にすることを最初から考えていたようなことを今日の春日井さんのトークで話されていました。
なるほど。この曲の最終楽章は高揚感があり、大トリにするふさわしい曲だなと思いますね。

前々回のピアノ四重奏曲第1番と同様に名古屋フィルのコンサートマスターの日比さんがヴァイオリンに入ります。ヴィオラが小坂井さん、チェロが高木さん、ピアノが桑野さんです。

第3楽章の緩徐楽章が魅力的ですね。フォーレの緩徐楽章は独特な深みがありますね。そして第4楽章が大好きで高揚感がありますね。
ピアノ四重奏曲第2番、すばらしかったです。

⬛️フォーレ/ピエ・イェズ

アンコールはフォーレのレクイエムのピエ・イェズでした。
本日に出演した演奏者全員とサプライズだったのは第1回に出演したソプラノの小林史子さんが入りました。
小林さんの歌声がすばらしかったです。

自分はクラシック音楽の中でも室内楽のジャンルが特に好きで、フォーレの室内楽は昔から好きでした。
フォーレの室内楽が演奏される機会は少なく、ヴァイオリンソナタ第1番かピアノ四重奏曲第1番がたまに演奏されるぐらいで、その他の曲は今回のフォーレの室内楽全曲演奏会で初めてホールで聴きました。
永遠に記憶に残る演奏会のシリーズになったなと思います。

次はシューマンの室内楽全曲演奏会があるそうです。
ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲、ヴァイオリンソナタ第2番が好きな曲になりますが、弦楽四重奏曲の3曲とピアノ三重奏曲の3曲は今までそんなには聴いてこなかった曲なので、こちらの方も楽しみです。




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