オーケストラ・アンサンブル金沢の名古屋定期公演
オーケストラ・アンサンブル金沢の名古屋公演を聴きに行きました。しらかわホールです。オーケストラ・アンサンブル金沢を聴きに行くのは何年かぶり。今までも何度か名古屋定期公演やっています。第45回になるんですね。
今日は2階でオーケストラの真横でした。割と見やすい席でした。しらかわホールは視界が見にくい場所もあったりします。
⬛️メンデルスゾーン/美しいメルジーネの物語
メンデルスゾーンの序曲というと真夏の夜の夢、フィンガルの洞窟、ルイ・ブラスが有名ですが、これらよりも好きなのが美しいメルジーネの物語です。
オーボエとフルートから始まりますが、その後の下から突き上げるようなメロディーが大好きです。これはメンデルスゾーンの音楽の真骨頂でしょうね。病みつきになります。生の演奏会でこの曲を聴くのは始めてなんで感動でした。この曲と雰囲気が似ているのは交響曲は第5番宗教改革でしょうね。あと弦楽四重奏曲第4番の最終楽章。メンデルスゾーンの音楽は大好きなんですが、ファンタジーとシャープさとかっこ良さですね。
⬛️メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調
メンデルスゾーンで最も有名な曲かもしれません。服部百音さんがヴァイオリンソリストです。ヴァイオリンの音の響きがすばらしかったです。指揮者の川瀬さんがオーケストラとソリストを両方見ながら指揮するのが今日の席はよく見えました。
第1楽章の終盤のカデンツァの部分はヴァイオリンソリストの見せどころで、そこからオーケストラが第1主題のメロディーに復帰するところがすばらしいです。第2楽章の愛らしいメロディー、第3楽章のスピードに乗った楽しいメロディー、いずれもすばらしく満喫しました。
服部百音さん、アンコールもやっていただきました。クライスラーの曲だったみたいで良かったです。
前半はメンデルスゾーンワールド満喫です。
⬛️モーツァルト交響曲第41番
最後がモーツァルトの交響曲。第41番という最後の交響曲でジュピターというニックネームがあります。モーツァルトの交響曲の集大成みたいな曲で宇宙的な広がりを持った曲です。特に第4楽章のフーガが宇宙に飛び出していますね。
すばらしい演奏でした。テンションが上げ上げになりました。
オーケストラもアンコールやっていただきました。イベールのモーツァルトへのオマージュという曲だったみたいで初めて聴いた曲です。モーツァルトつながりで楽しい曲でした。
メンデルスゾーンもモーツァルトもすばらしく心ウキウキ。演奏会が終わって3時間経っていますが、まだ余韻に浸っています。
毎回ながらクラシック音楽ファンで良かったと思いますね。充実しています。
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