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愛知室内オーケストラ第45回定期演奏会

今日は愛知室内オーケストラの定期演奏会へ行きました。しらかわホールです。愛知室内オーケストラの定期演奏会は今シーズン3回めです。
愛知室内オーケストラの演奏はレベルが高く、今日は客演のクラリネットにNHK交響楽団の首席奏者だった横川さん、ヴィオラの川本さんがオーケストラに入っており、豪華です。

指揮者の山下一史さんは合唱でもお世話になったことがあるし、今日のベートーヴェン交響曲第4番は山下一史さんの指揮で31年前の名古屋フィル定期演奏会で聴いたことがあります。バイタリティのある指揮者というイメージがあります。

■権代敦彦/84000✕0=0

数学的に言うと、どんな大きい数字に0を掛けても0になる。さらにどんな小さい数字でも0で割り算すれば無限大になる。ゼロという数字は最強である。
無と無限を意識した音楽ということということですね。

権代敦彦さんの作品は辻彩奈さんがアンコールなどで広めていますが、独特な世界がありますね。今回の曲では金属音みたいな音が頭に残りますが、緊迫感がある聴きがいのある音楽ですばらしかったです。

作曲者の権代敦彦さんも演奏会に聴きに来ていました。この後のベートーヴェンも聴いていました。

■ベートーヴェン交響曲第2番

この曲は大好きな曲で、ベートーヴェンの交響曲の中でも最も好きな曲です。
元々はベートーヴェンの交響曲は第5番の運命や第3番の英雄しか知らなくて高飛車というイメージがあって好きになれなかったです。
第2番は大学生のときに一目惚れしました。

遺書を書いたハイリゲンシュタットで作曲しており、テーマが生きる喜びなんですね。自分も大学生のときに大学受験終わって生きがいを失っていてパチンコや麻雀とか娯楽に溺れていた時期がありました。そのときに交響曲第2番の生きる喜びを聴いてのめり込みました。その後の人生にも影響を受けた曲になりました。

前置きが長くなりましたが、交響曲第2番を聴く喜びを感じながら至福の時を過ごしました。
ブラボーでした。

■ベートーヴェン交響曲第4番

この曲も大好きな曲です。
第4番は意外と今まで演奏会では聴いてなくて31年前の名古屋フィル定期演奏会以来だったです。
英雄と運命という第3番と第5番があまりに有名ですので、目立たない曲ではありますね。
第3番と第5番は豪快なら第4番は緻密かな。
第1楽章から第4楽章までいろいろと楽しめる仕掛けが入っていますね。あと自分が大好きなベートーヴェンのラズモフスキーと同じ年の作曲でラズモフスキーのエッセンスを感じます。

音楽ホールで聴くと弦楽器と管楽器のやりとりがいいですね。フルート大活躍ですね。
CDで聴いただけでは気づかないところが音楽ホールで聴くとあるなと思います。
個人的にはスポーツも音楽も現場主義で、サッカーでもワールドカップよりも地域リーグや県リーグをスタジアムで観る方が好きだし、クラシック音楽でもどんなに名演奏でも音楽ホールに勝るものは無いですね。
あと地元のチームやオーケストラ、応援したいしね。

交響曲第4番、すばらしかったです。

今月は名古屋フィルと中部フィルの定期演奏会を聴きに行く予定です。あと室内楽を2つ予定しています。


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