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セントラル愛知交響楽団定期演奏会第193回

今日はセントラル愛知交響楽団の定期演奏会へ行きました。シューマン、チャイコフスキー、メンデルスゾーンでテーマはドレスデンになります。

セントラル愛知交響楽団は40周年です。自分も名古屋シティ管弦楽団という名のときから何度か聴きに行っています。名古屋シティ管弦楽団をバックに合唱団で歌ったことがあります。名古屋シティ管弦楽団からセントラル愛知交響楽団というプロオーケストラに引き上げた功績者は今日の指揮者の小松さんになると思います。久しぶりの小松さん指揮のセントラル愛知交響楽団を聴きます。

■シューマン交響曲第2番

最初の曲がシューマンの交響曲第2番とはかなり濃いプログラムですね。今日のシューマン交響曲第2番とメンデルスゾーン交響曲第5番はかなり似たところがある曲ですね。

ドレスデンで作曲しています。そしてメンデルスゾーンが初演を指揮しています。

第3楽章がとてつもなく美しいんです。中間部のところの静寂のところは感動します。今日の演奏は絶妙でしたね。この曲の美しさが際立つ演奏だったと思います。

■チャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲

この曲を聴くのは今年2回めになります。
中部フィルの定期演奏会で新倉瞳さんのチェロで聴いています。

今日のチェロは荒井結さんです。
荒井さんのチェロはドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴いたことがあり、他にも京都弦楽四重奏団の室内楽も聴いたことがあります。

途中でカデンツァがあり、チェロのソリストの見せ場ですね。荒井さんのチェロのカデンツァ、すばらしかったです。
カデンツァの後にフルートと会話しながらその後にオーケストラが入ってくる部分がありますが、個人的には1番好きな箇所です。

さらにアンコールでカザルス作曲の鳥の歌。
荒井さんのチェロでの演奏でした。
この曲は感動です。
世界の平和を願った曲、思いが伝わってきます。

■メンデルスゾーン交響曲第5番

メンデルスゾーンの交響曲は5つあるけど、よく演奏されるのは第3番と第4番です。
第2番と第5番こそがメンデルスゾーンの真骨頂が出ている曲かなとは個人的には思っています。最近はメンデルスゾーン交響曲第5番が人気出てきたのかなとは思っており、いろいろなオーケストラが第5番を取り上げています。

第1楽章は序奏からドレスデンアーメン、そこから後の主題が個人的には好き過ぎます。20代の頃からこの部分は繰り返し聴きました。
今日の演奏はこの部分ゆっくりめだったと思いましたが、じっくり味わいました。

今日の感動シーンはその後にありました。
第3楽章の悲哀なメロディが心にしみます。
第3楽章からフルートが引き継いで第4楽章につなぎ、讃美歌をフルートが演奏します。そしてオーケストラが入り、その後の多重フーガが本当にすばらしかったです。フーガの臨場感は音楽ホールで聴くと視覚的にも見えるので、CDで聴くのとは全然違いますね。

今日の定期演奏会は内容たっぷりで楽しめました。


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