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KOTO弦楽四重奏団第2回名古屋公演

今日はKOTO弦楽四重奏団の第2回めの名古屋公演に聴きに行きました。千種駅の近くのHITOMIホールです。

コンサートの前に千種駅の近くの和歌山ラーメンまっち棒へ行きました。初めて行きました。新横浜に勤務していたときにラーメン博物館で和歌山ラーメンの井出商店という店によく行きましたので久しぶりに和歌山ラーメンが食べたくなりました。スープの味は井出商店と似た感じで新横浜で食べた和歌山ラーメンを思い出しました。

HITOMIホールはメニコンアネックスビルにあって1階がギャラリーで美術品の展示があります。5階がHITOMIホールになります。HITOMIというのは人の名前と思っていましたが、メニコンがコンタクトレンズの会社なので、目の瞳というところから名付けられたのかと思います。真相は知らないです。

サロンみたいなホールで演奏者と観客席が同じ高さです。サッカーで言うならピッチレベル観戦で距離感が近い特等席です。

去年に第1回名古屋公演があり、ベートーヴェンとメンデルスゾーン、すばらしかったです。今日はベートーヴェンの初期の3曲です。

弦楽四重奏曲の配置は左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロというのが多いですが、
KOTO弦楽四重奏団の配置は第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンの配置になっています。
古典四重奏団なんかはこの配置で、最近ではカルテット・アマービレなどもこの配置です。
ただし配置によってどのように音が変わるかは素人の自分ではわかりません。一昨年の京都四重奏団の演奏会ではモーツァルトとブラームスで配置を変えたのがあり、配置に意味がありそうですね。余談でした。

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の第3番、第5番、第4番でベートーヴェンの初期の弦楽四重奏曲で弦楽四重奏曲の父であるハイドンがまだ生きていたときに作曲されたものです。
3曲とも好きな曲であり、昔からよく聴いていました。

⬛️弦楽四重奏曲第3番

第5番がモーツァルトに影響を受けた曲だとすると、第3番はハイドンに影響を受けた曲かなと思っています。個人的には大好物の曲で、今日の3曲の中でも楽しみな曲です。

第1楽章から楽しい曲全快です。
第2楽章で小鳥のさえずりがあったりしますが、交響曲でも第6番田園で小鳥のさえずりを表現したところがあり、この辺りはベートーヴェンが若いときから自然を愛していたんだなと思います。
明るくて楽しい曲なので、満面の笑みで第1楽章から第4楽章まで満喫しました。

⬛️弦楽四重奏曲第5番

第3番はハイドン風な曲だとすると第5番はモーツァルト風な曲だと思っています。
第1楽章がモーツァルト弦楽四重奏曲第17番「狩」、第4楽章がモーツァルト弦楽四重奏曲第18番に影響されたのを感じます。

第3楽章の楽器がメロディーを引き継いでリレーしていくのは魅力的でホールで聴いて改めてすばらしさを感じます。
第4楽章のモーツァルト風フィナーレがすばらしく楽しかったです。

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の第3番と第5番は楽しかったです。ここで前半終了でハーフタイムです。

⬛️弦楽四重奏曲第4番

後半はこの曲の1曲になります。
ベートーヴェンの初期の弦楽四重奏曲のラスボス的な存在です。

ハ短調という調性でベートーヴェンの交響曲第5番運命などベートーヴェンにとって特別な調性で前衛的な曲が多いです。あのハイドンでさえもピアノ三重奏曲第3番ハ短調は前衛過ぎるとダメ出ししたぐらいです。

この曲は第1楽章がカッコいいですね。初めて聴いたときは第1楽章を繰り返し聴いて第1楽章の最後の方は突き抜けるところがあり、しびれます。

この曲って第2楽章にスケルツォ、第3楽章にメヌエットという舞曲楽章を2つ挟むというのはめずらしいですね。ただ第2楽章が緩やかなスケルツォ、第3楽章が激しいメヌエットで緩急を使って心が揺さぶられます。

そして第4楽章はかっこよく突っ走ります。熱くて楽しい。
弦楽四重奏曲第4番、満喫しました。


第3回演奏会が12月21日の水曜日とのことです。
水曜日は年次休暇を取りやすいので、年次休暇を取って聴きに行こうかなと思ったりします。


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