見出し画像

名古屋フィル第523回定期演奏会

今日は仕事を何とか終わらせて名古屋フィルの定期演奏会へ行きました。

去年に2024年度のプログラムが出たときに5月公演は狙っていました。
イギリス音楽とドヴォルザークの組み合わせです。

指揮者のウェブスターさんは2年前の定期演奏会でヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番がすばらしかったです。
今回もイギリス音楽のウォルトンのヴィオラ協奏曲です。
ヴィオラのソリストのパクハヤンさんが楽しみです。

さらにサプライズだったのが葵トリオの小川響子さんが名古屋フィルのコンサートマスターに就任し、今日がデビューです。
葵トリオのファンでしたので、注目です。

■ウィアー/ニュー・エヴリ・モーニング(日本初演)

当然ながら初めて聴きました。
ウィアーさんはイギリスの女性作曲家です。
この曲は2021年に作曲していて日本初演の新曲です。

オーケストラのメンバーが亡くなって追悼の音楽だそうです。
大変美しい曲でヴォーン・ウィリアムズやウォルトンなどのイギリスロマン音楽を引き継いでいる感覚ですばらしかったです。

冒頭にヴァイオリンソロの部分があり、コンサートマスターの小川響子さんのヴァイオリンがすばらしかったです。

■ウォルトン/ヴィオラ協奏曲(1961年版)

自分は1929年版のCDを持っていますが、曲自体はほとんど同じですが、楽器の編成やオーケストレーションを差し替えました。
ヴィオラ協奏曲ではナンバー1を争うぐらいの名曲です。

パクハヤンさんのヴィオラがぐいぐい引っ張りますね。美しいヴィオラの音色です。
ヴィオラとオーケストラの各楽器のやりとりが醍醐味ですね。

最初から最後までヴィオラの音色に魅了されました。
またイギリス音楽の美しさは独特ですね。

ヴィオラソロのアンコールもやってくれました。
初めて聴いた曲ですが、マックス・レーガーの無伴奏ヴィオラ組曲とのことです。

■ドヴォルザーク交響曲第7番

前半のイギリス音楽でかなり満腹ですが、
後半は大好きなドヴォルザークです。

第6番と第8番が素朴なドヴォルザークの魅力が詰まった曲ですが、
第7番はブラームスやベートーヴェンの影響を強く受けた曲というイメージです。
親友のブラームスの交響曲第3番の初演を聴いた後に作曲したので、ブラームスの交響曲第3番に影響を受けたと言われていますね。

この曲はかっこいいですね。
特に第1楽章と第4楽章は高揚感があって熱くなりますね。

この曲は3年前の市民会館ボヘミアンシリーズで小泉さん指揮で聴いていますが、小泉さんとは違った魅力のドヴォルザーク交響曲第7番を聴けたと思います。

イギリス音楽とドヴォルザーク交響曲第7番、内容の濃い演奏会で、聴きに行って良かったです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?