長岡京室内アンサンブル
今日はハレルンデの演奏会へ行きました。
長岡京室内アンサンブルの演奏会です。
御器所駅と桜山駅の間にあります。
ここに来るのは2回めになり、以前は葵トリオの演奏会へ行きました。
ルンデにはカフェがあり、スイーツセットを食べました。シフォンケーキのジャムが手作りでおいしかったです。
ハレルンデのホールは演奏者と聴衆は同じ高さになり、サッカー観戦だとピッチレベルの観戦です。
県リーグ観戦ぐらいの距離感になります。
以前のスタジオルンデのときも同じ高さでした。
個人的にはスタジオルンデは10回以上行きましたが、閉館になってから20年ぐらいで復活したのがハレルンデになります。
◼️ドビュッシー/チェロソナタ他
当日に曲の順番変更があり、ドビュッシーのチェロソナタが先になりました。
さらにバッハの息子のカール・エマニュエル・バッハの曲とバッハのサラバンドが追加になりました。
カール・エマニュエル・バッハはハープソナタです。ハープのための曲ってこの頃からあったんだ。
ハープのソロが心地いいです。
いきなりベルリンフィルの首席ハープ奏者のマリー・ピエール・ラングラメさんのソロ演奏が聴けました。
そしてチェロの無伴奏ソナタのひとつであるサラバンドをチェロのラファエル・ベルさんが弾きます。
そしてチェロとハープでドビュッシーのチェロソナタです。通常はハープでなくてピアノですが、ハープで初めて聴きましたが、ドビュッシーの曲はハープ合いますね。ハープで美しさ倍増です。
◼️サン=サーンス/幻想曲
今日の注目にしていました。
サン=サーンスの幻想曲は美しさと知性と高揚感を持った曲であり、サン=サーンスならではの曲だなと思います。
個人的にヴァイオリンソナタやチェロソナタ、サン=サーンスの室内楽は好きで、この幻想曲はヴァイオリンとハープのための曲で格別です。
ヴァイオリンの安紀ソリエールさんのヴァイオリンの音色がすばらしいんですね。ハープのマリー・ピエール・ラングラメさんとのデュオはすばらしい演奏でした。
演奏の順番を変えたのもわかる気がします。
前半のプログラムはハープのマリー・ピエール・ラングラメさんの演奏を主にしたもので、ハープという楽器の美しさと可能性を感じました。
名古屋まで来ていただき、ありがとうございます。
◼️ブラームス/クラリネット五重奏曲
後半は長岡京室内アンサンブルとクラリネットの吉田誠さんの共演になります。
長岡京室内アンサンブルがすばらしいです。
また合わせるという演奏というよりは個性をぶつけ合って音楽を作っていく感じに思いました。
第2楽章、クラリネット奏者の吉田さんは天国の響きという表現を使っていましたが、最高潮の部分は鳥肌が立つぐらい感動しました。
この曲のすばらしさは愛だと思いますが、
特定の人や物への愛ではなくて
地球上すべての人や物への愛と尊敬だと思っており、誰が聴いても感動する曲だと思います。
これはブラームスが最後に行き着いた境地であり、
また人生だなと思います。
自分は第2楽章と共に第4楽章が大好きで、
人生のすべてが詰まっているなと思います。
長岡京室内アンサンブルの演奏を満喫したブラームスのクラリネット五重奏曲でした。
ハレルンデのホールは宗次ホールや電気文化会館とはまた違う音の響きで、ホールの音の響きを楽しむのもクラシック音楽の楽しさだなと思います。
また機会あれば聴きに行きたいと思います。
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