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高木俊彰チェロリサイタル

今日は朝起きると雪が積もっていました。
今年初めて雪が積もりました。ホワイトクリスマスですね。

午後は天気が良くなり、電気文化会館のコンサートホールへ行きました。
高木俊彰さんのチェロリサイタルへ行きました。
高木さんのチェロではフォーレの室内楽全曲演奏会ではフォーレのチェロソナタ第1番、第2番を聴いており、今日はベートーヴェンになります。
チェロが高木俊彰さんでピアノが桑野郁子さんです。

受付にはヴァイオリニストの春日井久美子さんがいてお話することができて良かったです。今日は春日井さんがピアノの譜めくりを担当しました。

ベートーヴェンというと弦楽四重奏曲、交響曲と共にチェロソナタが自分は大好きで、チェロはベートーヴェンの音楽に合うし、ピアノとのアンサンブルが抜群だなと思います。

■モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲

モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲を2曲聴きました。ベートーヴェンは変奏曲の天才で20代の頃から頭角を現していたんだなと思います。

同じ主題を次々と変奏させてドラマティックな構成になっているのは見事ですね。

■ベートーヴェン/チェロソナタ第5番

今日は曲の演奏の前に高木さんがトークしてから演奏する形式でしたが、高木さんのトークが短いですけどわかりやすかったです。この曲には苦難から歓喜があり、第九に通じるものがあるという話をしていました。

第3楽章はすばらしかったですね。
多重フーガのすばしさですね。
無限の可能性の境地に突き抜けるようなすばらしさがあります。この第3楽章、ピアノパートかなり大変だなと思いました。
本当にぎりぎりの限界の世界ですよね。

第九にも二重フーガの部分がありますが、同じように無限の世界に突き抜けていきますね。さらにその後に作曲した大フーガの感覚にも近いですね。

チェロソナタ第5番の演奏、すばらしかったです。

■ベートーヴェン/チェロソナタ第2番

プログラムは第5番ではなくて第2番を最後に持っていきました。

第2番は26歳の曲でまだ音が聞こえるときの作品です。この曲はチェロとピアノがやりとりが格闘技のように絡み合うのが魅力的で個人的には好きな曲です。
アンサンブルのおもしろさですね。
ここがベートーヴェンのチェロソナタが好きなところではあります。

チェロソナタ第2番の演奏もすばらしかったです。

■アンコール

ピアノソナタ悲愴の第2楽章、歌曲のイヒ リーベ ディッヒをチェロとピアノのアンサンブルに編曲したものを演奏されました。
ベートーヴェンにはいろいろな顔がありますね。

高木さんもベートーヴェンは人生を生きるための音楽という話をしていましたが、同感ですね。
チェロソナタを通じていろいろと学びました。

高木さんが来年はベートーヴェンの三重奏曲をやるという話もトークでチラッと出てきましたが、弦楽三重奏曲またはピアノ三重奏曲の企画があったりするのかなと思いました。違っていたらすみません。

今日のプログラムには高木さんの直筆サイン入りで大切に保管します。

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