熱愛報道
推しに熱愛報道がでた。
まっさきに4ヶ月ほど前に読んだ宇佐美りん先生の推し燃ゆを思い出した。
とうとう私の身にも降り掛かってきたと思った。炎上ではなく熱愛だけど。
先月から一部のファンの間で流れていた、熱愛が出るかもしれないという情報。
先月いっぱい静かな毎日で、安心しきった、
無かったことになったのかもしれないと、
情報なんて当たり外れがあり全てが本当なわけではないと、
気づけばTwitterが推しの熱愛まみれになっていた。
2ショット写真、出会った経緯、共通の友人、でまわっている写真の説明、全てがノイズの推しへの声。
見ていて気持ち悪かった、たくさんの情報のなかにはたくさんの勝手な憶測が混じり、対してファンではない人達が批判し否定し
受け付けない
見てられない
消えてほしい
そんな言葉で溢れかえっていた。
許せなかった。
ただ
推しを擁護はできない。
ていうか庇える部分がない。
アイドルとして
隠し通さなければならないことを。
今は深く物事を考え行動しなければならなかったことを。
ずっと忘れていた、
彼は考えられない人だったことを思いだす。
後からいつも後悔する人だったことを。
それでも、
何も知らない人達。もしくは彼らのグループの仮にもファンだと言う人達が、彼の目に止まるであろう場で彼という存在を潰そうとしていることに吐き気がした。
気持ちに整理がつかなくて、
ネットが見てられなくなって、
離れようと思った。
もともと民度が低く、推しがいるグループのメンバー内への誹謗中傷をライブ会場で平気でする人間がいた。
古参アピがなによりものマウントとなり、新規のオタクをバカにする人間がいた。
そしてそれを見ながら「私たちは良いオタクだ」と言い張る気持ち悪い人間もいた。
こんなことを書く時点で同類だと思う。
私は今、Twitterで見た気持ち悪いと思った人達と同じ立場に立っている。
彼の盾になれない。
推す理由が見つからない。
ファンから見たいい部分を沢山知って沢山甘やかして。
限界がきた。
私は推さない。
推せない。
これ以上。
見てられない。
そこまでの依存。
そこまでの熱量。
私にはこの人だけしかこの推しだけしかいない。というまでの好きではなかったことに。
自分に。
少しだけ嫌悪感。
私はネットに溢れる意見を同族嫌悪の目で見ていたのかもしれない、
死ぬまでこの人しかいない。
そんな相手じゃなかったみたい。
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