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ダイエットの終わり

僕のダイエットは余命3日だ。

2021年の夏は体脂肪との別れの季節になった。
具体的に何をしたかは後日書くとして、長いようで短い夏だった。

高校3年生で運動部を引退してから太り始め、なんとなく痩せたり太ったりしながら少しずつ体重は増えていった。
所謂デブキャラに手を染めつつ、とは言えちゃんと太りきるつもりも無かった。太ってはいるけど太り過ぎてる事もない。「まぁ丸いね」ってぐらいのひと。

ただこれは主観であって、体組成計だったりBMIだったり、数字は肥満だと主張していた。

「数字は嘘をつかない」という言葉が僕の体に染み渡ってくる。そして、それは脂肪と共にふわっと無くなっていく。

脂肪が減った自覚はあれど、脂肪が減っていってる自覚はない。変わる瞬間がいつなのか全くわからない。時間みたいだ。

僕は小さい頃、時計は「見てる時は動かないのに目を逸らすと動く謎の装置」だと思っていた。幼稚園に入る前くらいな気がする。

気付いたら時間が過ぎるように、気付いたら体重も、増えた。
僕にとって時間と重さは似ていた。
でも体重計の針は、反時計周りに回すことができた。

生活習慣を意識すると、あまり減らない数字を見つつも、とは言え着実に数字は小さくなっていく。

僕は今日もまた知らぬ間に針を進める。

そんな日々があと3日で、終わる。

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