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期待値の話
普段はプロジェクトマネージャーのためになるような短めの記事を書いてます。
今回は一般的な話として期待値の話を書きます。
数学の期待値とは
皆様は数学における期待値をご存知でしょうか?
高校の数学で習うと思いますが、(発生する事象のそれぞれの確率 × 得られる得点)の合計ですね。
何か一回試行した時に得られるであろう得点を計算するために使われます。
仕事の期待値とは
仕事でも同様に期待値という言葉を使うことがあります。
特に人に対して、「xxxという期待値がある」という表現をすることがあると思います。
これは「それなりな確率でその人が実行可能であると気持ちとして考えている」という状態です。
期待値に対して思うこと
例えば6面の普通のサイコロを振ってでための特典をもらえるゲームをしたとします。
あなたは1が出ればがっかりし、6が出れば喜ぶでしょう。
それは期待値を下回ったり上回ったりするからです。
ただ、これは期待値が3.5だと思っているからであって実はこのサイコロは1が多く出るサイコロかもしれません。
正しい期待値を測るには試行回数を重ねて計測するしかありません。
一方で仕事の期待値はどうでしょうか。
仕事でも同じように期待値を下回ればがっかりして上回れば喜ぶでしょう。
ただ、これも考えている期待値が正しいとは限りません。
やはりサイコロと同じように期待値を測るには試行回数を増やすしかありません。
とはいえ仕事なので何回も失敗できません。
とはいえ仕事の本質は期待値を下回ることでも上回ることでもありません。
着実なアウトプットが積み重ねられることの方が重要です。
期待値を調整するということ
ここで仕事の場合にできることがあります。
相手は人なので自分の期待値を伝えることができます。
難しいのか/できそうなのか、応えられるのか/応えられないのか、反応やより具体的なコミュニケーションで確認することができます。
期待値を正しく擦り合わせることで、より着実ななアウトプットを先に定義することができ、目標に向かって進むことができるようになります。
皆様は正しく期待値を擦り合わせできていますか?
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