見積もりの正体
見積もりとは
概算だったりおおよその感覚だったりするもののようです
見積もりの正体
早速ですが見積もりの正体は確率分布です
とはいえ、確率分布で会話はできないので具体的な実数で会話をするのですが、その時に使われる実数は期待値、中央値、最頻値ぽいなんとなくの値になることが多いです(勿論データに基づいている場合もあるのですが)
特に作業量の見積もりについては
見積もりの確率分布が対数正規分布になることが多いかなと思います
ここであえて作業量と書いたのは作業時間は作業者に依存して大きく変動するからです
他方で作業量での会話はチーム外の(同じ目線で会話をしない)人からすると直感的ではないので作業時間などで会話をしたりしてしまいます
見積もりの罠
上述した通り確率分布では会話できないので時間や人月や円に置き換えて会話をするのですが、言葉は一人歩きしてしまいます
また、見積もりはあくまで確率分布でしかないのですが、時間などに置き換えられてしまうことである種の制約となってしまいます
たかだか期待値ぽい値なので、もちろん多くの場合は妥当な結果になるのですが、当然少なくないケースにおいて外れ値になってしまうこともあります
外れ値となるたびに見積もりは確率分布であるにも関わらずそれを無視したフィードバックが繰り返されると保守的に見積もらざるおえなくなります
見積もりの罠に嵌らないために
一番良いのは確率分布であることを共有することです
制約ではなく可能性であるということを理解してもらうのが良いです
また、制約を与えるのであれば見積もりとは別の観点で与えるようにしましょう
見積もりと制約は別の話です
その点において合意形成を行うことが大事です
書いてて思ったこと
作業量について対数正規分布に従うことが多いと思っていて、その考え方をタスクの消化結果と組み合わせることで統計学的に見積もりの精度をあげることができるんじゃないかなって思ってちょっと考えてみたいと思いました(もう世の中にはありそうですが)
スプリントでストーリーポイントっていう抽象的な数値で見積もりを出すのもこう言った背景があるからなんじゃないかなってのも思いました(ここら辺はなんかの文献に載ってそう)
最後に
元同僚の記事にインスパイアされて書いた初ノートでした(むらみん感謝)
記事はこちら
エンジニア以外の読み手も意識して書いているのでかなり抽象的な書き方になってしまっているのは要改善
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