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アニメログ:シャーマンキング(BDで2周め)

 Twitter(@Mottsu_orHibana)に書き貯めたログです。
 個人的に印象深い廻は見出しになっています。放映後すぐに2周めをはじめてしまったので、やや薄めの感想だったりそうでなかったり。


▼ 放送終了後BDで2周め(2022/4/28-2023/2/23)

第一廻「幽霊と踊る男」
ものすごいテンポで春雨が綺麗になるのは覚えていたけれど、坊っちゃまが出てくるのはすっかり忘れていてまた驚いたァ笑 喪助相手に敬語のない会話をする阿弥陀丸が貴重なので、観るたび「おぉ……」と思ってしまう笑

第二廻「もう一人のシャーマン」
初期の坊っちゃまはよく喋る!!!笑 「なんのこれしき」のカットは何回観ても好き。
ラストにアンナさまが降臨することは忘れていたけれど、幼少葉くんの回想あたりから「アレッもうアンナさまがお見舞いに……アッアアーーーッ!!!」で大はしゃぎしました笑

第三廻「アンナと道潤」

放送当時はアンナさまと潤さんまとめて感が不満だったけれど、あらためて観ると、イタコがどんなものかすぐに判る構成とも言えて、悪くない気がしている。そして変わらず沙門の緒方さんに安心する。笑

第四廻「ベストプレイス」

対立する阿弥陀丸とトカゲロウより、トカゲロウと竜さんの対比がグッとくる。よく考えれば、「母の愛」を未練とし、罰するではなく受け入れて愛で満たす構図は最終廻と重なる。このときから葉くん、引いてはマンキンの根っこは変わらないのだね。

第五廻「オーバーソウル!」
冒頭のお料理アンナさんがまん太の真似して「ゲェーとは何よ」って言うの地味に好き。シルバは変わらず胡散くさいし、阿弥陀丸は変わらず不憫だし笑、「Over Soul」は変わらず胸アツ……!!!

第六廻「葉VSホロホロ!」
ただただ元気でサッパリしている登場時のホロホロ、あれほど孤独な闇を持っているのだと思うと空恐ろしい。まん太の王様論は何度聴いてもいい。でもいまは、王様の夢も叶うといいなって思うよ。

第七廻「そんな勇気」
キョンシーと口寄せを経て、もの言えぬエリザはまさにまだ〈人形〉でしかないのだと実感する。愛しい妻を戦わせなければ〈夢〉が叶えられないファウストのパラドクスは、考えるほどに重たいね。

第八廻「進化」
どうしても黄泉の穴やたまお登場に目が行ってしまうけれど、このときのまん太の葛藤はとても愛おしい。竜さんという助けを得て、葉くんという、まん太にとってもかけがえのない友達と向き合えた姿に泣けてきてしまう。友達だから、助けるし、信じる。

第九廻「葉VS蓮 再び!」
家で待ってるものと言うときのアンナさまのお顔がお美しくて!笑
蓮と葉くんの陰陽は、相反するのではなく、背中を預け合う関係であるはず。

第十廻「炎の夜」
BoZのキャスティングいまでも良かったと思ってるんですよ実力からすれば!!! 私はどうしてもトカゲロウに対して「いい相棒ができて良かったねぇぇぇ」と目頭を熱くしてしまうので竜さんの持ち霊になれて良かったねぇぇぇとひたすら思っています。

第十一廻「男二人」
五(福)星隊の自我はどこから生まれているのだろうか。あれは自我ではなくお札によるプログラミングなのだろうか。ベースの魂はベースの肉体と同じでないと鋭銃拳は使えないよな……といつも壱上等のことを考えてしまう。

第十一二廻「蓮VS円 道の終焉」
やっぱり珍おじいちゃんの善悪論は、「ゆえに道家を悪と断ずることはできない(むしろ正義である)」という結論ありきだと思う。姉弟は新しい時代に生きていけるけれど、道家の大人はたぶんそうではない。

第十三廻「そしてハオ!」
一緒に寝てもいいよね→ハオさま戯れ→パッチジャンボ→リリララ登場から退場という怒涛の展開。葉くんの「似ている」発言はナイスアシストだけれど当日中にシルバに似ているを回収するのは駆け足が過ぎないかなぁ!
 +
あらためて観るに、リリララのエピソードは旧アニメの改変がたいへん良かったと思います。相手に痛みを与えるには、戦士たちもまた痛みを味わわねばならないという地獄。それでも、無念を託せる少年たちのために耐え、役目を終える戦士たち。リリララの死は最終回を思うと必須だけれども!

第十四廻「リゼルグ・リベンジャー」
リゼルグがたった6歳で愛する両親を奪われて以来、先達に導かれることなくあそこまでの技量を得たのなら、反動でああも不安定に育つのは納得できる……。そしてハオを間近で見たことがあるからにせよ、葉くんとの類似に気付くあたりはさすがの観察力。

第十五廻「歯車のかみあう時」
ホロホロのテンションの幅がすごいというか、予選や道家ではまだ見せていなかった〈闇〉の部分が垣間見えるところが好きです。

第十六廻「ウルトラリーゼントによろしく」
ボリスのキャラクターの濃さに目を奪われがちなのだけれど、ボリスとハオの共通点が「シャーマンではないマジョリティへの憎しみ」であることにようやく気付く。憎しみではなく哀しみなら、葉くんにもあるけれど。

第十七廻「天使のピストル」
竜さんとトカゲロウの出雲修行→天使降臨→春雨折れる→女将到着&未来王のお迎えで情報量とスピードがやばすぎる。葉くんのセリフは変わらずとても好き。春雨が折れてめちゃくちゃにヘコんでいる阿弥陀丸も好き!!!笑

第十八廻「グレート・スピリッツ そしてマイチーム」
放送時は2週も休止で待ちぼうけだったんだよな!!!
岩ドンからの幻の左は爽快なんだけど、取られちゃうわよ発言は胸キュンで直視できない……笑  ガンダーラでサッちゃんは顔出しなのに、X-LAWSでメイデンチャンは顔出しNGってどういうこと!?笑

第十九廻「黒いジャガー」
まん太がいい子なのは変わらず、ファウストが可愛く観えてくるから不思議 笑 アンナさまがコミカルなのは変わらず、「ウハウハよ!」のあたりが某ドラまた天才美少女魔道士に聴こえてくるから不思議……ではないか笑

第二十廻「チョコラブのクリスマス」
どうしてもオロナさんとチョコラブ、そしてシャフトのメンバーとの関係性に目が行くのだけれど。あらためて「BoZを生きた骨人形として駒にする」ペヨーテの策が秀逸だなと思うし、生者とも死者とも遊ぶというスタンスはとても好き。

第二十一廻「アイアンメイデン・ジャンヌ」
あらためて観ると、メイデンチャンを〈つくりもの〉としているのは、それを仕掛けたマルコやX-LAWSの振る舞いゆえかなと思いはじめました。メイデンチャン自身は、たとえ「思い込み」でも、純粋に正義であり裁く立場にあると思っている。だからこそ美しい。
 +
それにしても、この話の冒頭に、ちゃんとBoZからぼずのエピソードを入れるところがすごいよなと今更ながら思います。笑 そのせいで時間パツパツになって、折角のメイデンチャンENDが流れないというのに!!!

第二十ニ廻「あなたとならどこまでも」
ふんばり温泉絡みのアンナさまとエリザと一緒のファウストはらしくっていいのだけれど、やっぱり食堂で自らの強さに言及する葉くんはちょっと……解釈違いです……本戦の初戦で、さしもの葉くんも平時とは違ったと思いたい。

第二十三廻「葉力」
試合開始してからの圧倒的強さ→全力を受け止める流れは、葉くんらしいなと思う。過酷な日々を生き抜いてきた強さは確かにあって、試合を終えてガッチガチの氷から雪解け水になったような雰囲気のICE MENが好きです。

第二十四廻「正義に一番必要なもの」
途中まで圧倒的X-LAWS廻だったのに、文字通り力づくで自分の独壇場にするハオさまお強い……。ちょっとだけ孤独と絶望を垣間見せるあたりがズルいね。

第二十五廻「大陰陽師 麻倉葉王」
やっぱり「オイラの兄なんよ、アイツは」の倒置法が気になるゥ! ハオこと葉王が麻倉の家に帰ってきたのは、力のことだけじゃなくて、やっぱり「家族」が恋しくなったのではないかな。だから、双子として生まれて、半身ができて、良かったよねぇ、お兄ちゃん。

第二十六廻「幹久タイフーン」
いま観ると、ミッキーの痛ましさが違って観える。自責で心身ともに傷付いた大人。始祖たるハオが中心になっているから当然ではあるのだけれど、SFには麻倉が深く関係する。それは〈夢〉を持ってSFに挑んだ少年たちには残酷ではないだろうか。

第二十七廻「永遠にサヨナラ」
絶望的な状況でも揺らながなかった蓮の心が、ニクロムを認識したことで途端に揺らぐその脆さが、哀しくも愛おしい。

第二十八廻「葉の決めた事」
アァ……唄がァ……! ここからしばらくは「信じてきたものが揺るがされる」ターン。少年少女が強くなるためには避けようがない道だとしても、手を出せない大人のもどかしさ。

第二十九廻「emeth」
大人であるミッキーが手を出したぞッ!!!笑 そんなミッキーは、子どもこそ恐いと言う。シャーマンの戦いは魂のそれだから、純粋なものほど強いのは道理だとしても。


第三十廻「恐山ル・ヴォワール un」

恐山ル・ヴォワールは、マタムネが出てきただけでもう泣ける。最後のアンナさまが本当に美少女なのでたまらないね!!!

第三十一廻「恐山ル・ヴォワール deux」

紅白からの右手がやけに熱い、そしてふすま越しでよかったのアンナさまが最高に可愛くて愛おしくて、だからこそ初詣での大鬼顕現がとてもつらい。

第三十ニ廻「恐山ル・ヴォワール trois」


第三十三廻「恐山ル・ヴォワール quatre」

そして迎えるオー・ル・ヴォワール。マタムネが千年の想いを託したのが葉くんでよかったと心から思うし、アンナさまが愛してしまったのが葉くんでよかったと心から思う。さみしいひとがさみしくなくなるお話が、私は何より好きです。


第三十四廻「王者になる方法」
ルヴォ編明けすぐの幻の左!!!笑 蓮の蘇生で、刺青がまっぷたつになる描写は何度観ても好き。弱肉強食の本当の意味を理解したホロホロの格好良さよ。

第三十五廻「再会の白少年」
よっちんのブロッケンは強いのに矮小でギミックかっこいいのに気持ち悪くて本当に最高だなって思います。めちゃくちゃ褒めてます。琴乃さんのサッちゃんは文句なしに強キャラで何度観ても胸アツです。

第三十六廻「ルドセブとセイラーム」
「やったら、やり返される」は、いちばん最初の〈加害者〉に戻らない限り、どうしても綺麗事の印象は否めない。奪い合うことが無意味であるのは重々理解していても。

第三十七廻「笑いの風」
殴り合って和解するのではなく、横から「ケンカ、両成敗よ」が入るあたり、オレがやってやるぜ少年漫画を拒否する武井ズムを感じるような気がします。ゴーレムがメカメカしいことも含めて。笑

第三十八廻「卒業」
オパチョからアンナさま、アンナさまからオパチョで私はとても満足です。笑 オラクルベルを放って「早く拾いにいらっしゃい」の流れ、夕焼けの表現も含めて本当に好き。カッパ葉くんも好き!

第三十九廻「サミット」
このLAWS騒動を経て、メイデンチャンが本当の聖少女になったのだなと実感する。少年少女が日ごとに強くなるSFは、生き急いでいないかと心配になる。THE蓮はとくに。

第四十廻「不自負」
キタエリさんなアバさんことパスカル・アバフのキレッキレの台詞は最高だし、冷ややかに熱するホロホロことホロケゥのニポポテクンペはめちゃくちゃ格好いいと思います。おじさんなチーム明王を、少年たるTHE蓮がぶち破るというのもまたいいんだよなぁ!

第四十一廻「地獄めぐりあい」
三代勢力のトップたちが全員涙を流すという稀有な廻。涙する理由が三者三様というのもまた味わい深い。ハオさまとメイデンチャンの涙は弱さの一端だと感じるけれど、サティさんの涙はサッちゃん時代の優しさが垣間見えるような気がする。

第四十二廻「大試練」
葉賢さんと相対する葉くんも、ゴーレムとともに助けに来るアンナさまも格好良いのだけれど、なによりアナホルに立ち向かうたまおが本当に格好良い。後のたまおかみが垣間見える強さ。ポンチを使った機転も好き。

第四十三廻「夢の終わり」
SFがいちばん揺らいで大混戦。アンナさまにとって、葉くんが未来を見せてくれる存在なら、ハオは過去へ引き戻す存在。ハオは自分を未来王と名乗るのに、誰より過去に囚われていて、現在を空虚だと吐き捨てる。難儀な子だね。

第四十四廻「ゆっくり話す」
土壇場で嫁を助けに来る旦那はそれはもう好きだし、そのまま兄ちゃんと茶ァしばきに行く弟もやっぱり好きです。腹の内は読まれているのに、まだ腹を割って話せないのがもどかしいね。まん太の回想した「友達だから助けるんだろ」も大好きです。

第四十五廻「最初で最期の」
五人の少年が五大精霊にピタリと合うのが、仕組まれたこととは言え、無性に好きです。そこから雪崩れ込む小山田家騒動は、けっこうしんどい。凡人は傍観者にすらなれないと言うのか。

第四十六廻「真実の正義」
無双するハオを見て「哀しい力だ」と言える葉くんが、やっぱりとても好き。半身が葉くんであったことが、今世のハオの何よりの救いだとあらためて噛み締めてしまう。

第四十七廻「プラント」
プラント戦はずっと息苦しいから苦手。どうしてもブロンに込められた武井イズムは理解できそうにないんだよなぁ!!!

第四十八廻「これまでずっと」
メイデンチャンのお目目の美しさが印象的。マグナ戦でのオパチョの「むつかしくてわかんねぇ」がたいへん好きです。しかしあらためて、麻葉童子なしにZこと乙破千代はなかなか厳しいね。

第四十九廻「おやすみ」
ようやくパッチソングもふんばり温泉CMソングも衒いなく聴けるようになってきた!笑 「おやすみ」で蜜柑を観るたびに、打ち切りを知ったあの夏の日を思い出してちょっと切ない。プリンセスハオは可愛い。

第五十廻「フォーリンダム子」
ダム子からの乙破千代からのニクロムからのタリムで何話分観たんだという気持ち。パッチとの戦いは、アクションなのに会話劇でもあるから、ものすごく喋るよな、と今更ながら思います。

第五十一廻「LAST TEST SHAMAN FIGHT」

シルバよりもラザホー、ラザホーよりも目覚めた王に印象が上書きされていく。現神との力の差は大きいけれど、ようやくG.S.の中で目線が対等になったかんじがあります。肉体が死ななくなって、ようやく駄々に付き合えるようになったというか。

最終廻「SHAMAN KING GOD END」

窮地の後に味方が続々と集まる展開、あらためて最高だなって思います。魔王を倒すための味方ではなくて、プリンセスを救いに来た味方というのが、もう。最後までまん太が語り部になってくれるのも、本当に好きです。



途切れ途切れになりましたが、
マンキン新アニメの2周目をとうとう観終えました。
家を飛び出した兄ちゃんを探しに行く成長譚。
あるいは引きこもった姫君を迎えに行く冒険譚。
勝つことが目的ではない、生きるための旅。
私の魂にしっかり刻み込まれています。

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