音声配信での出来事
音声配信をしている。
リスナーが自由にコメントをうち、配信者が話す形式である。
そこで、自身の経験と人生論を参考にした「悩み相談」をしている。
特に相談者がいない場合は、ただの雑談でゲラゲラ笑っているだけなのだが。
とある日の深夜。
特に相談者も来ず、なんかの流れで「悩み相談」そのものについて話すことになった。
内容を話すと長くなるので割愛。以前のnoteに書いたことも含まれる。
リスナーさんの共感もあり、かなり熱く論じた。
「どんな人もこうやって生きていくべきだ」
途中、1人のリスナーが入室した。
はじめて見る名前(仮にA)だったので
「Aさんはじめてかな?悩みとか相談あればコメントしてくださいね」と声をかけるも
応答はない。
よくあることなので仕方なく話をすすめる。
何人かの質問にも答えながらさらにヒートアップ。
ひとしきり話終えたところで
Aさんは突然コメントを投げた。
「わたしはこの後、自殺しようと思って最も親しい友人に電話をかけようとしていました。少し時間があったのでなんとなくあなたの配信を聞いていました。」
「でも、あなたの話を聞いてもう少し生きようと思えることができました。ありがとうございます。」
こちらも軽く言葉をかけると退室された。
人生いろいろある。
良いことも悪いことも。
たまたま
人生の残り時間を潰すために開いたアプリで
生きるきっかけが見つかることもある。
いろいろあるよ。
生きてる以上はね。
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