殺人犯の受けるべき刑とは【後編】

先ずはじめに宣言します。


私は死刑制度に賛成です。

なので、死刑廃止論者の方とは、全く違う議論になるため、ここでは扱いません。

死刑に賛成あるいは、どちらも考えを持っていないという方のみお願いします。

人を殺す、という行為は、すべきではない。

ましてや、動機が『ただ殺してみたかった』『死刑になりたい』こういうのは論外。

被害者家族の悲しみははかり得ない。

同様の苦しみを与えるべきだという意見も賛同できます。

ただ、ここで思うのが、

被害者は二度と返ってこない。

『家族を返して欲しい』という望みは残念ながら叶わない。

それが叶わないから加害者にも極刑を。ここも当然として。

その次に思うのは、やはり同様の事件が起こらないことを願うのではないか。

その為に、死刑となった人間は、刑に処する前に、人権を剥奪して研究対象にすべきではないか。

最近、うつ病も物理的に血液に異常が出るという研究もあがっている。

中心は脳になるのかと思うが、通常行動を逸脱する人間を調べるべきだと思う。

環境も大きく影響するはず。しかし、同じ環境でも、一線を越える人と越えない人がいるはず。

その違いを研究すべきやと思う。

ただ単に死刑という判決を受けて、命を断つなら、事件の印象は残しても、社会にさほど影響はない。

二度と同様の事件を起こさない為にも、死刑囚を活かすという方向性の方が世の中の為にも、被害者の為にもなるのではないだろうか。

ただ、研究結果により、新たな差別や偏見も生まれることが予想される。しかし、それは別問題として、新たに考えていく問題のような気がします。

また、人権という考えを根本から揺るがし、憲法も変える必要があるかもしれない危険思想ですし、何らかの異常が見られたとき、それは犯罪ではなく病気の症状ではないのか?という議論にも発展するかもしれません。

まずは犯罪の未然防止を目指すために。

死刑囚には人権を剥奪する。

ある意味死刑を越える極刑ではないでしょうか。

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