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期限切れの肉の缶詰をあける

賞味期限切れの肉の缶詰を開けて食べてみた。というお話である。
肉の名前は「からくないにくそぼろ」ということしか恥ずかしながら読めない。無知のせいではあるが後々判明するが台湾の度小月というお店の有名な肉そぼろ缶であったわけですが、今回はその肉そぼろ缶の賞味期限が大幅に過ぎていたのである。

これは事件だ

話をじれったくするつもりもないので端的に申し上げても、この台湾からやってきた「からくないにくそぼろ」は何も賞味期限切れのまま届いたものでは無論ない。

家にあったのを数年寝かせた(※寝かせたというか忘れ去られていた)わけだが。簡単に言ってこれはもちろん予想通り牛肉に味付けされたものなのだが兎に角、中身が不安要素だ。

というわけで、恐る恐る開けてみた!というのは実は今回が初めてではなく、そもそもこの缶詰は家の中に10個以上あった。缶詰めを開封したときに、肉の油でだいたいが白いこれは、賞味期限内であれば、「これは紛れもなく肉の脂だ!」と自信を持って扱えるのであるが、流石に賞味期限が2017年となると、この白い脂に包まれた肉は安全なのだろうかと危惧するものである。しかしあまりの恐ろしさに見つけたときには開けることができず、結局しばらく経ってから開けたものの白い油の塊が恐ろしすぎておえおえ言いながら嗚咽とともに10缶ほどの肉を廃棄してしまったのだった。

台湾で作られた肉の缶詰だと言う事は分かっていたがその価値であるとか不明で、お店のホームページを見ることなく廃棄したのであるが、別に期限切れてたからと言って食べるし!という方からすれば非常に勿体ないことをしているのかもしれない。

しかし、あくまでも賞味期限とは「美味しく安全に賞味できうる期限」なのだから。

そして追加で見付けてしまった肉そぼろ

そして2か月くらいして完全に捨てたと思っていた肉そぼろが、家の中にまだ2缶残っていたのを発見。それを見つけた時に捨てようと思っていたが2缶のうち1缶をひとまず温めて1口食べた後にお腹を壊さなければそのままいってみようということにした。まず皿に開けるのが大変だったが、ドン!

とオエオエいいながらラップして温めます。


レンジで温めることを数分。大量の油の中に味付けされた辛くない肉そぼろがお目見えする。
ちょっと恐る恐るフォークに絡めて油をよく切ってから口に入れてみる。

悪くない。。。

結果、お腹を壊すことはなかった。。。

そんなわけで朝ご飯はひき肉に野菜のピクルスをのせてバインミーのごとく食べていたのでひとまずその後お腹を壊さないことを確認して恐る恐る少量ずつ毎日食べた。おかげさまでその後もお腹を壊す事はなくなんだかんだ言いながら毎日温めなおし、パンと一緒に食べ続けなんだかんだで2缶とも美味しく食べ切ってしまったのである。



完全に食べ終わってから調べる


そのように食べ終わった後から実はあの缶詰すごく高価なものだったらそれはそれで罪悪感も生まれようかとビクビクしながら検索してみた。

有名な度小月の肉そぼろを使った料理のご紹介もございます。(付け焼刃。。)

度小月は肉そぼろの中にシイタケ、エビなど混ぜた商品も取り扱っていて、ちょっと興味深い。「からくないにくそぼろ」以外にも「からいにくそぼろ」もあるようです。

そのお値段はというと、
台湾ドル(NT) で150NTくらい。1台湾ドル= 約3.76円と言う事は1缶大体550円ほどになるであろうか。なかなかの値段である
こちらで言うところのカニの缶詰(カニの缶詰はサイズも小さいが)のセットくらい だろうか。

世界基準で考えるとまだまだ外国に渡航するなんて先の話なのかなぁと思うがパスポートを更新したことだし早いところ海外に遊びに行きたいなーとどこか遠くに行きたい衝動に駆られる。このコロナが収束した暁には台湾に赴いて、本当のこの缶の味を味わいに、そして捨ててしまった罪滅ぼしにお店に行きたいと心の底から思う。



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