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20230219_「Alfie Boe & Friends present Lights on Broadway 2023/アルフィー・ボー&フレンズ」

コンサート概要

開催日程…2023年2月17・18・19日
キャスト… アルフィー・ボー  Alfie Boe
                   アリス・ファーン Alice Fearn
      ブラッドリー・ジェイデン Bradley Jaden
      ロブ・ハウチェン Rob Houchen

『レ・ミゼラブル 25周年記念コンサート』ジャン・バルジャン役から一躍トップ・スターへと駆け上がったアルフィー・ボー。2006年より盟友マイケル・ボールと組んでリリースした共演アルバムは全4作品共に大ヒットを記録。ミュージカルの枠を超え今や英国を代表するとスーパー・スターとなった彼が、今回は今まさにミュージカル界を牽引する若きトップ ・スターをゲストに迎えたミュージカル・コンサートを東京のみで開催!

イベント公式HPより<https://udo.jp/concert/ABF2023>

セットリスト

アルフィー・ボーのコンサート。
基本的にはセトリの変更もありますし、本当にライブという建付けですし、何せ興行がウドー音楽事務所なので、当日のセットリストの配布等は一切なし!でした。
アルフィーファン代表である晶子さんのTiwtter メモより参照いたします。
私が観たのは3日目でしたが、変わりなったかと思います。

前回来日時のボー&ボールのコンサートはチケットを取っていたものの、
急遽上京してきた両親に「えいや!」であげてしまうという、とてつもない親孝行をしてしまった(笑)ので、実は、初生アルフィー・ボーだったんです。
もちろん、レミゼコンサートのDVDは、25周年のも持っているし、最近のも持っているので擦り切れすほど観ていますし、B&Bのライブもいろいろな媒体で観ているのですけどね…。

やっぱり、生で浴びる彼の歌声は違いますね。
とにかくまっすぐ!スコーン!と飛んでくる声、とびっきりのショーマンセンス。
はりきりすぎてシャツ?(ズボン?)のボタン飛んじゃうし!
どんどん来てた服脱いじゃうし、客席に投げちゃうし!
ギターの人に水かけちゃうし!※スタッフさん大慌て

「これがあの私が擦り切れるほど動画を見ているジャン・バル・ジャンなの…????サイコーやん。」となりましたよ。
何を言ってもこの素晴らしさ、聴いてみないと伝わらないですね…。
2週間前のVWEと内容等が被るんじゃないか?なんてことは、まったく杞憂に終わりました。
もうだんだんと立ったり座ったりもしんどくなって、途中からオールスタンディング状態、
ミュージカルコンサートというより、ロックコンサートでございました。
「東京ドームがレッチリなら、シアターOrbはアルフィー・ボーじゃい!!!」って気持ちなった本日。
いま、腕が…上がりませんww

ブラッドリー&ロブの来日

もちろん、初生アルフィーは楽しみでしたが、今回それに楽しみを足してくれたのが、ブラッドリー・ジェイデンと ロブ・ハウチェンの来日でした。
ウエストエンドレミゼキャストをチェックしている身としては、ここ数年で一番理想的!ともいえる、アンジョルラスとマリウスを演じた二人が来日!
しかもブラッドリーはアンジョルラスを演じたのち、ジャベールに昇進という、レミゼが育てたスターが揃ってやってくるのですから、わくわくしないわけがありません。

かっこよすぎやろが

で。今回の印象深かったパフォとおすすめ動画

今回は、その場を楽しむのに夢中で実はあまりそのキャストの歌唱のここがいいとかあそこがいいとか、あんまり難しいことを考えずに、浴びるように観ちゃったんですよね~~~~。
あんまり動画が落ちていないパフォーマンスもあったし。

・アルフィー・ボー
なんだろうなー難しいー--。
全部がよかったんですよー。彼のショーマンセンスもふくめて。
B&Bでもよく歌うQueenメドレーもいいし、エルビスメドレーも腕が痛くなるぐらい踊ったし。
1個あげるとしたら、ミュージカルファン目線でいうと、今回、マイケル・ボールがいない、ボーさん一人のVerで聞いた「He Lives In You」が実は個人的にぶっ刺さりました。「やっぱりめっちゃかっこいい曲だなぁ!!!」って改めて。
↓B&B Ver.

・アリス・ファーン
お初のアリス・ファーン。
この1・2月に連続してレイチェル・タッカー、ケリー・エリス、そして彼女、3人のウェストエンドのエルファバが歌う「Defying Gravity」を聴く機会を得たこと自体、ものすごく貴重でありがたい。
しかも当たり前ですが、三者三様!すげぇ!
今回の彼女が歌った「Defying Gravity」はアレンジは、コンサートの流れを踏襲した形だったので、ケリー・エリスがQueenとやった時と近い編曲。
(ブライアン・メイ調のギターリフも入る!)
でも、ケリー・エリス版よりもっと高速!!
まるで音速で飛んでく戦闘機のような声。勢い。
それは、ブラッドリー(彼らはウェストエンドのWickedでエルファバとフィエロをやっていた)とのAs Long As You're Mineで出てましたね。
ブラッドリーのフェロモンダダ洩れの、今にもつかみかかってきそうなフィエロに、逆に馬乗りで乗っかりそうな勢いと情熱あふれるエルファバ。
よかった…。
彼女もものすごいショーマンというか。
コロナ禍で何とかエンターテインメントの火を絶やすまいと、野外でウェストエンド・ドライブイン・ミュージカルコンサートをやってた時の、雨の降りしきる中彼女が歌ってた「Defying Gravity」を思い出しました。

・ ブラッドリー・ジェイデン
いやあああああああああああああああ、Twitterにも感想があふれていますけど、ブラッドリーのジャベール「Stars」よかったですねぇぇぇ。
私も「ここまでいいのか」とびっくりしました。
確かにジャベールにしては若い(といっても、みんなこのぐらいの年齢で演じてるんじゃないかな)。
でもいい。
なんでしょう?
今回のコンサートを通して彼自身のキャラクターも垣間見れたのですが、ロブ君が陽=動だとすると、ブラッドリーのは陰=静なんですよね。
キャッキャッしている他3人を、少し下がったところで眺めてニコニコ(ニヤニヤ?)してる彼が印象的で。風貌から若干キリストのような神々しさを感じるというか。
そんなキャラクターの彼が演じるジャベールは、全部を観たわけではないけれど、ただ冷徹なのではなく、どこまでも職務に誠実で法律を守ることに忠実な鉄のようなジャベール像なのだなと、胸があつくなりました。
もう、彼自身はジャベール卒業しているけど、もし戻ってくることがあったら是非ウェストエンドまで飛んでみてみたい。
↓BBCのラジオで放送された音源です。

・ロブ・ハウチェン
ロブ君、君こんなに陽気で盛り上げ隊な子だと思わなかったよ…。
とにかく動く、歌う、アルフィーに絡む、かわいいww
そして、超絶歌が上手い。
去年チェチェスターの公演からウェストエンドにトランスファーした『南太平洋』を配信で観ることができて、ロブ君の良さを再確認できたわけですが、今回のコンサートでは彼の素の陽気さとショーマンシップに触れられてよかったです。
もちろん、彼の持ち歌の「Empty Chairs At Empty Tables」は文句なしなわけですが、今回感心したのはディア・エバン・ハンセンの「Waving Through A Window」でした。
あの曲って実は、拍はとりにくいし音の幅が上がったり下がったりでなかなかの歌い手泣かせの難曲だなぁといつも思っていて。
とはいえ、ものすごく上手くさらぁ~っと歌ってもつまらない曲でもある。
ロブ君のこの曲は確固たる歌のうまさの上に、きっちり気持ちや歌い方の揺らぎもあってめっちゃよかった。
↓とはいえ、彼のWTAWの動画がないので、こちらを

最後に、バンドだからこそのおもしろさ。これだからコンサートは飽きない!

今回のコンサートはオーケストラ編成ではなくでバンドなので、異色ではありましたが、それだからこその発見やおもしろさもありました。特にやはりバンドメンバーの一体感がいい。多分、ベガス公演でもアルフィーと共に演奏してきた人たちなんだろうな。
One Day Moreでしれっとテナルディエパートを歌い、Defying Gravityでブライアンメイばりのギターリフをみせ、He Lives in Youでも地味ーにちゃんとコーラスを入れ、最後にアルフィーに水ぶっかけられる(笑)ギターの方がおもしろ&すごいし(お名前わかったら更新しよ)

そして……ドラムのお兄ちゃん。マジで好みでした。
ってTwitterで言ったら、やっぱり皆さん気になっていたようで。
インスタアカウント辿ったら公式HPがありました。Joel Barfordかっこいい…

1月のオーブのニューイヤーコンサート、2月に入ってからのヴォイス・オブ・ウエストエンドときて、今回のこのコンサートと、怒涛のコンサート月間でしたが。
やっぱり、世界最高峰のパフォーマンスと歌声を1.5万円以下で観れるなんて、チケット代ただ同然!!っていつも思っています。

今年はあと、何人来るかなぁ~。
うちの推しはいつかなぁ~☆


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