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(9/12 18:00分)「日経平均も3日続伸」引け後情報

日経平均も3日続伸

米国株主要三指数は金曜日に3日続伸となりましたが、本日の日経平均株価も同じく3日続伸となりました。日経平均は開始から前日終値より260円以上高く上昇し、そこから上げ幅を広げて高いところでは400円近い上昇となる場面もありましたが、底から一気に上げ幅を縮め今日の安値をつけるなど、前場の開始して1時間半ほどは大きく動く場面もありましたが、そこからは膠着が続く展開となりました。売買代金をみてみると、明日のCPI発表前ということもあってか、東証プライムの売買代金は2.2兆円弱とやはり薄商いでした。
マザーズ指数は前場では同じく上下しながらも、上げ幅を広げる動きが基本となりました。午後では今日の高値をつけたあと、高値圏でやはり横ばいになりましたが、崩れることなく高値圏での大引けとなりました。

9月の次は11月のFOMC

FedWatchでは9月のFOMCの利上げ予想が75ベーシスポイントに90%とかなり傾いています。直前となる今週の経済統計で動くことがあるかどうかも気にしておきたいところではありますが、一応その次の11月での予想をみておくことにすると、8割以上の確率でFF金利の誘導目標が3.50%~3.75%になるという予想になっています。現在は2.25%~2.50%ですので、これは9月FOMCで75ベーシスポイント、11月では50ベーシスポイントの利上げとなる予想であるということになります。
少し早いですが、9月FOMCの後のことを考えておくと、やはり市場では金利上昇ペースが緩やかになるという期待がどうなるかということを気にする展開になる可能性がFedWatchからは考えられます。データ次第という言葉で濁されるパターンにもなりそうですが、再来週はSEP(Summary of Economic Projection)やその中のドットチャートなどをヒントに11月のことも気にしながら内容を精査できるようにしておきたいですね。

明日の注目ポイント

明日の注目はやはり夜発表されるアメリカの8月CPIです。それを前にしての今晩の米国株明日の日本市場の動き場中の米先物の動きを注視したいところです。
欧州株もみておくと、17時頃は軒並み堅調となっていました。
またコロナ再拡大の影響が気にされる中国の動きも要チェックです。今日は中秋節による休場だったため、明日は上海総合や香港ハンセンは連休明けということになります。
欧州の景気先行きや中国のコロナ対策をしっかりとチェックしながら、エネルギー価格の変動を気にしたいところです。

指数・今後の重要イベント

9/12 終値
日経平均株価:28542.11 (+1.16%)
TOPIX:1980.22 (+0.75%)
マザーズ:753.90 (+1.70%)
スタンダード市場TOP20:968.52 (+0.92%)
グロース市場Core:886.78 (+1.81%)

イベント
9/13 (火):米8月消費者物価指数
9/15 (木):米8月小売売上高
9/16 (金):米9月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値
9/19 (月):敬老の日 日本休場
9/20 (火):FOMC(~9/21 日本時間22日早朝にパウエル議長会見予定)
9/21 (水):日銀金融政策決定会合(~9/22 22日に黒田会見予定)
9/23 (金):秋分の日 日本休場
9/23 (金):米9月PMI 速報値
9/27 (火):米8月耐久財受注
9/28 (水):配当・株主優待 権利付き最終日
9/30 (金):米8月個人所得・個人支出・PCEデフレーター

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