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22/12/08 (木)「長期金利と原油価格低下」寄り前情報

長期金利と原油価格低下

最近は右往左往する印象のある米国長期金利ですが、水曜日の市場では米国株市場が開始する前には小幅に上昇していたものの、直前になって下落を強め、10年債利回りは3.5%を下回り、9月中旬以来となる水準まで下落しました。
WTI原油先物も前日の74ドル台から72ドル台に低下するなど、昨日に引き続き景気の先行きを懸念するような動きがみえた中、主要三指数は前日終値を挟んだ動きを序盤はみせました。NYダウはそのまま終日そのような動きをした一方、S&P500は後半から、NASDAQはそれよりも少し早めにマイナス圏での揉み合いとなり、結果として前日と比べ下げは限定的に見られたものの、NASDAQとS&P500は続落しました。NYダウに関してはほぼ変わらずとなっています。

S&P500の業種別指数をみてみると、ヘルスケア、生活必需品、不動産の3セクターが上昇し、残る8業種は下落しました。
フィラデルフィア半導体指数に関しては今日は下落は小幅となっています。

今日の注目ポイント

中国の緩和が拡大する中、原油需要が増す期待よりも景気悪化懸念から需要が減る見方の方が強くなっているのか、WTI原油価格は今年の1月以来の水準まで戻ってきています。
ほかの商品市況もみながら、この景気悪化懸念というのがどこまで続いているのか、各日の下落を「景気悪化懸念」という見方が強いという認識でいいのかという点を気にしたいところです。


指数・今後の重要イベント

終値
Dow 30  :33597.92 (+0.00%)
S&P 500 : 3933.92 (-0.19%)
NASDAQ:10958.55 (-0.51%)

イベント
2022年12月第2週 (メジャーSQ週)

12/9 (金):米11月卸売物価指数
12/9 (金):米12月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

2022年12月第3週
12/13 (火):米11月消費者物価指数
12/13 (火):FOMC(~12/14 日本時間15日早朝にパウエル議長会見予定)
12/14 (水):日銀短観
12/15 (木):ECB理事会
12/15 (木):米11月小売売上高
12/15 (木):米11月鉱工業生産
12/15 (木):米12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

2022年12月第4週
12/19 (月):日銀金融政策決定会合(~12/20 20日に黒田会見予定)
12/20 (火):米11月住宅着工件数
12/21 (水):米11月中古住宅販売件数
12/23 (金):米11月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
12/23 (金):米11月新築住宅販売件数
12/23 (金):米11月耐久財受注 速報値

2022年12月第5週
12/26 (月):クリスマス 米休場
12/28 (水):配当・株主優待 権利付き最終日
12/30 (金):大納会

2023年1月第1週
01/02 (月):元日振替休日 日米休場
01/03 (火):日本休場
01/04 (水):11月JOLTS雇用動態調査
01/04 (水):米12月ISM製造業景気指数
01/04 (水):FOMC議事要旨公表
01/05 (木):米12月ADP雇用統計
01/06 (金):米12月ISM非製造業景気指数
01/06 (金):米12月雇用統計

2023年1月第2週 (SQ週)
01/09 (月):成人の日 日本休場
01/12 (木):米12月消費者物価指数
01/13 (金):米1月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

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