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22/11/28 (月)「週後半は12月」寄り前情報

週後半は12月

木曜日のサンクスギビングデーの翌日であったため、先週の金曜日の米国市場は短縮取引となっていました。そのため普段よりも出来高が大変少なくなっていた一日でしたが、そんな中での動きとしてはNYダウはプラス圏、S&P500は前日終値、NASDAQはマイナス圏での揉み合いをして終わるという強弱関係でした。
S&P500の業種別指数をみると下落していた業種は下落率が大きい方からコミュニケーション・サービス、情報技術、エネルギー、資材の順で4業種となっており、残り7業種は上昇していましたが、それぞれ上げ下げの率は1%未満となっています。
しかしフィラデルフィア半導体指数は1%以上の下落となっており、薄商いで全体的に上げ下げまちまちにみえる中で半導体関連全体は軟調さがみえました。

今週は木曜日から12月入りとなり、金曜日には米11月の雇用統計がありますので、ここ最近の材料が少ない状況から、再び経済統計に注目が集まるようになるのかどうかを気にしたいところです。

今日の注目ポイント

まず今日は11月の配当・株主優待 権利付き最終日となります。3月、9月や6月、12月に比べれば数は少ないかもしれませんが、気にしている銘柄があれば今日明日の需給に注目です。

先程述べた通り金曜日は米11月の雇用統計の発表があり、水曜日は先駆けてADP雇用統計があるのでそちらも一応合わせてみておきたいと思います。
また木曜日はPCEの発表があり、物価指数としてPCEデフレーターの内容も気にしておきたいところです。

他にも今晩はセントルイス連銀のブラード総裁や、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言が予定されており、2人は今年のFOMCの投票権を持つメンバーですので、特にタカ派的で知られるブラード総裁の発言には注意しておきたいと思います。

また週末には台湾の統一地方選挙で与党が破れ、蔡英文総統が党に主席を辞任するというニュースがありました。
また中国国内でのゼロコロナ政策に対し市内で抗議をする映像などが色々と出回ったりと、台湾だけでなくゼロコロナ策を継続していながら感染拡大が懸念されている中国の動きなどにも注目しておきたいところです。


指数・今後の重要イベント

終値
CME日経平均先物始値(括弧内は昨日の現物の終値):28315.00 (28283.03)
Dow 30 :34347.03 (+0.45%)
S&P 500 : 4026.12 (-0.03%)
NASDAQ:11226.35 (-0.52%)

イベント
2022年11月第5週/12月第1週

11/28 (月):配当・株主優待 権利付き最終日
11/30 (水):米11月ADP雇用統計
11/30 (水):ベージュブック公表
12/1 (木):米10月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
12/1 (木):米11月ISM製造業景気指数
12/2 (金):米11月雇用統計

2022年12月第2週 (メジャーSQ週)
12/5 (月):米11月ISM非製造業景気指数
12/9 (金):米11月卸売物価指数
12/9 (金):米11月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

2022年12月第3週
12/13 (火):米11月消費者物価指数
12/13 (火):FOMC(~12/14 日本時間15日早朝にパウエル議長会見予定)
12/14 (水):日銀短観
12/15 (木):ECB理事会
12/15 (木):米11月小売売上高
12/15 (木):米11月鉱工業生産
12/15 (木):米12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

2022年12月第4週
12/19 (月):日銀金融政策決定会合(~12/20 20日に黒田会見予定)
12/20 (火):米11月住宅着工件数
12/21 (水):米11月中古住宅販売件数
12/23 (金):米11月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
12/23 (金):米11月新築住宅販売件数
12/23 (金):米11月耐久財受注 速報値

2022年12月第5週
12/26 (月):クリスマス 米休場
12/28 (水):配当・株主優待 権利付き最終日
12/30 (金):大納会

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