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23/01/27 (金)「ハイテク系また上昇」寄り前情報

ハイテク系また上昇

米国株主要三指数の値動き:

まず米国の経済統計をみると、新規失業保険申請件数は前回から上回る予想に反し、下回る内容となっていました。また12月耐久財受注の前月比は予想を大きく上回り、新築住宅販売件数も前回と予想を上回りました。10-12月期実質GDP速報値も2期連続のプラスとなり、総じて強い内容となった中、米国株はまず前日の取引時間後に決算発表をしたTeslaの株価が急上昇しました。この好調ムードからかNASDAQは大きく上昇するも、NYダウやS&P500は取引時間前半ではマイナス圏に転じる場面もありました。ただ後半では揃って堅調さをみせ、特に開始時から上昇が大きかったNASDAQは前半でやや上げ幅を縮めても他の指数と同様に後半に再び伸びたため、1.76%高と大きく上昇しました。

S&P500業種別指数などの動き:

S&P500業種別指数は11業種中10業種が上昇していました。最も上昇したのはエネルギーセクターでした。ハイテク・グロース系が多く含まれている一般消費財、コミュニケーション・サービス、情報技術のセクターがそれに続いて高い上昇率となりました。一方で生活必需品セクターが小幅のマイナスだったほか、ヘルスケア、公益事業といったディフェンシブ性のある銘柄の上昇率は低くなっていました。
フィラデルフィア半導体指数は1.6%の上昇となっています。

その他の主な動き:

VIX指数が低下し、19ポイントを割り18ポイント台になっています。
米国債券市場では経済統計の強さもあってか長期金利の利回りはやや上昇しています。
昨日の日中では129円台前半だったドル円ですが、欧州の時間になると130円に再び近づき、さらにこれも経済統計の強さもあってかその後130円半ばまで上昇する場面がありました。


今日の注目ポイント

フィラデルフィア半導体指数は上昇で終えたものの、取引時間終了後に決算発表をしたIntelの時間外取引で大きく下落していることが気掛かりです。
今晩はPCEデフレーターの発表があり、また来週にも目をむけると、日本も決算が増えてくるほか、GAFAM決算やFOMC、雇用統計など非常に様々な材料がある1週間となります。


指数・今後の重要イベント

終値
Dow 30 : 33949.41 (+0.61%)
S&P 500 : 4060.43 (+1.10%)
NASDAQ:11512.41 (+1.76%)

イベント
2023年1月第4週

01/27 (金):米12月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
01/27 (金):配当・株主優待 権利付き最終日

2023年1月第5週/2月第1週
01/31 (火):FOMC(~2/1 日本時間2日早朝にパウエル議長会見予定)
02/01 (水):12月JOLTS雇用動態調査
02/01 (水):米1月ISM製造業景気指数
02/01 (水):米1月ADP雇用統計
02/02 (木):ECB理事会
02/02 (木):英国金融政策委員会
02/03 (金):米1月ISM非製造業景気指数
02/03 (金):米1月雇用統計

2023年2月第2週 (SQ週)
02/10 (金):米2月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

2023年2月第3週
02/14 (火):米1月消費者物価指数
02/15 (水):米1月小売売上高
02/15 (水):米1月鉱工業生産
02/16 (木):米1月卸売物価指数
02/16 (木):米1月住宅着工件数
02/16 (木):米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

2023年2月第4週
02/20 (月):ワシントン生誕記念日 米休場
02/21 (火):米1月中古住宅販売件数
02/22 (水):FOMC議事要旨 公表予定
02/24 (金):米1月新築住宅販売件数
02/24 (金):配当・株主優待 権利付き最終日
02/24 (金):米1月個人所得・個人支出・PCEデフレーター

2023年2月第5週/3月第1週
02/27 (月):米1月耐久財受注 速報値
03/01 (水):債券市場サーベイ 結果発表
03/01 (水):米2月ISM製造業景気指数
03/03 (金):米2月ISM非製造業景気指数

2023年3月第2週 (メジャーSQ週)
03/08 (水):1月JOLTS雇用動態調査
03/08 (水):米2月ADP雇用統計
03/08 (水):ベージュブック公表
03/10 (金):米2月雇用統計
03/12 (日):米 サマータイム開始

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