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22/12/27 (火) 「9営業日ぶりのマザーズ指数反発」引け後情報

9営業日ぶりのマザーズ指数反発

月曜日の欧米株はクリスマス休場となっていましたが、そんな中で今日の日本株は上昇してのスタートとなりました。ただ日経平均株価やTOPIXは寄り付き直後を高値にしてそこからプラス圏でありながらも閑散相場らしく、上げを続けていく形にはならずに特に後場は小さい動きで少しずつ上げ幅を縮めていく流れとなりました。
結局日経平均は安値引けとなり小幅な上昇に留まり、TOPIXも安値圏で終わりました。
一方でマザーズ指数は9営業日ぶりの反発となり、朝に大きく上昇したあと指数としては動きが小さくなり、そのまま崩れることなく2.16%と大幅高を維持して終了しました。

昨日中国では水際対策の軽減として海外から中国本土に入る際の強制隔離と来年1月8日から撤廃すると発表されたことを受けてか、インバウンド系の銘柄の上昇なども目立ちました。ただ、中国国内では先月の国内での不満の高まりをきっかけにゼロコロナ対策の緩和が急速に進み、一方で中国内での感染の急拡大が問題になっていることもあってか、逆に日本では昼頃に岸田首相が加藤厚労相らと中国からの入国規制の強化について協議したという報道があり、その後公式に発表されました。

昨日の東証プライムの売買代金は2兆円を下回る1.779兆円という薄商いになりましたが、今日も2兆円を下回り、1.995兆円となっています。

読むと意外と面白い

ややネタ不足のため、読み物として面白そうなものを紹介します。

今年の4月から東証再編がおこなわれ、東証一部、二部、JASDAQといった言葉を耳にすることが減りました。慣れるのに時間がかかると思っていた割にすんなり受け入れられた気がします。
それに関連して、今年は4回ほど「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」というものが開かれています。

なかなかこの東証再編の効果というものが分かりづらく、何か資料がないかと思った時に存在を知ったのですが、議事要旨や資料を少しだけ見てみると案外興味深い内容が書いてあり、読み物として楽しめそうです。
年末年始に私に時間(と読む気)があれば、いずれ何か紹介できればと思います。

明日の注目ポイント

明日は先日おこなわれた日銀金融政策決定会合の「主な意見」の公表があります。これは毎会合の約10日後に公表されるものですが、過去の資料をみて分かる通り、議事要旨よりもざっくりと箇条書きのような形で意見や見方が書かれている資料となります(ちなみに議事要旨の公表は来年1月23日)。
ただ地味な内容である割に前会合のサプライズ感、そして材料を探すという意味でもやや注目される可能性があるため、念のため何か気になることが書いていないかをチェックしてみたいところです。公表時間は8時50分予定となっています。
また明日は配当・権利付きの最終日ですので、12月・6月決算の企業などの動きにも注目したいと思います。

指数・今後の重要イベント

12/27 終値
日経平均株価:26447.87 (+0.16%)
TOPIX :  1910.15 (+0.40%)
マザーズ  :    720.03 (+2.16%)

東証プライム市場指数   :  982.87 (+0.40%)
東証スタンダード市場指数 :  991.76 (+0.66%)
東証グロース市場指数   :  914.10 (+2.24%)
スタンダード市場トップ20:  984.73 (+1.14%)
グロース市場コア     :  862.81 (+2.80%)

東証プライム 売買代金:19955億円


イベント
2022年12月第5週

12/28 (水):配当・株主優待 権利付き最終日
12/30 (金):大納会

2023年1月第1週
01/02 (月):元日振替休日 日米休場
01/03 (火):日本休場
01/04 (水):11月JOLTS雇用動態調査
01/04 (水):米12月ISM製造業景気指数
01/04 (水):FOMC議事要旨公表
01/05 (木):米12月ADP雇用統計
01/06 (金):米12月ISM非製造業景気指数
01/06 (金):米12月雇用統計

2023年1月第2週 (SQ週)
01/09 (月):成人の日 日本休場
01/12 (木):米12月消費者物価指数
01/13 (金):米1月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

2023年1月第3週
01/16 (月):キング牧師記念日 米休場
01/17 (火):日銀金融政策決定会合(~1/18 18日に会見予定)
01/18 (水):米12月卸売物価指数
01/18 (水):米12月小売売上高
01/18 (水):米12月鉱工業生産
01/18 (水):ベージュブック公表
01/19 (木):米12月住宅着工件数
01/19 (木):米1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
01/20 (金):米12月中古住宅販売件数

2023年1月第4週
01/26 (木):米12月新築住宅販売件数
01/26 (木):米12月耐久財受注 速報値
01/27 (金):米12月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
01/27 (金):配当・株主優待 権利付き最終日

2023年1月第5週
01/31 (火):FOMC(~2/1 日本時間2日早朝にパウエル議長会見予定)

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