日清カップヌードル50周年記念「カップヌードルソーダ」がもはや悪ふざけの向こう側で地獄
日清食品がカップヌードル発売50周年記念商品として発売した「カップヌードル ソーダ／シーフード ソーダ／カレー ソーダ／チリトマト ソーダ」（各280㎖）をグルメジャーナリストのモトタキが試飲。いや、これはもはや死飲だった。
地獄を見たくないならやめとけ！
まだ引き返せるぞ！
以下、実飲レビュー！
チリトマトソーダが一番マシ
これ飲み物のレビューなんだよな。果汁19%の文字もなかなかに脳味噌が破壊された文言なのだけども、まだまし。だってトマトだからね。
そうなんです．これはトマトの香りがして、トマトの味がして、なぜかなのに炭酸のシュワっとがあるんです。なんでだよ。何の意味があったんだよ。チリトマトに炭酸の刺激はいらねえんだよ。どういう発想なの。
喉が渇いてもいらないし、飯のお供にいたら邪魔。ちょっとした罰ゲームにしてはヌルい。そんな死ぬほど微妙な存在。
頼む、誰かこの世に存在する価値をあいつに与えてくれ。
カレーソーダは匂いがまだカレー
あくまで匂いがカレーっぽさがあった。酸っぱめだけどもね。でもそれだけ、本当にそれだけ。あとはコーラなのだろうか。味はコーラと呼ぶのも烏滸がましいようなカラメルの効いた炭酸飲料である。
どうしたの開発者は高熱にうなされながら悪夢をいかに現実に再現するかの実験を開始していたの。ひどい。これは本当にひどい。
妙な甘みが余計に苛立ちへと変わる。そんなことあるか。滅多にあるようなものでもないよね。不快体験アンビリーバボーってやつよ。なんだそれ。
罰ゲームに飲ませるにはセンブリ茶レベル。そんな評価はしておきたい。
カップヌードルはなにがしたいの
まず匂いなんだけど、これは何。何の匂いなの。本当にわからない。何度嗅いでもわからない。嘘だろお前。だって、この商品って何なのか知ってるのか。
カップヌードル発売50周年なんだよ。
なのにカップヌードルかどうかの判断ができない。そんなことがあるのか。いや、あっていいのか、そんなこと。待て待て、決してダメだと言いたいんだけど、目の前にあるこれはじゃあなんなんだ。
俺が悪いのか。俺がカップヌードルを理解していなかったのか。カップヌードルとは、カップヌードルとは、いやいやいやいや、これがカップヌードルなわけねぇよ！！！
そんなカップヌードル概念地獄に突き落としてくれる。飲み味もよくわかんない。初めて飲む何かを飲んだ。本当になんなんだこれ。メダパニの味。
逆に罰ゲームにもならないかもしれないのだけど、新感覚の味わいかもしれない。嬉しくないけど。
シーフードという劇物
なぜこいつを世に解き放ったのか。もはや、罪だ。そんなレベルの劇物。そう劇物です、これは。
まず匂いがやばい。シーフードというか、なんというか、ゲロを誘う匂いというか。食欲減退させる為に生み出されたなにかというか。え、どうしてこれがドリンクから発せられるの。まじで臭い。
飲んでみたらば人工的な甘味のコープスパーティーがフェスティバル・スリラーでサンバでディスコ。何言ってんだかわかんねえ。いやでも、まじでそうなってしまう。
クリームソーダと銘打たれた味付けのはずだが、そんな可愛らしいもんじゃない。本当に舌の上で名状し難い悍ましいなにかが踊っていた。SAN値が削られるドリンクです、これ。
わりと罰ゲームとして使用すれば取り返しのつかない惨劇を引き起こしかねない。刑罰です。浮気男はこれをジョッキ一気とか、そういうのに使ってもいいかもしれない。罪は許されないけど景気づけみたいなもので。
ゲテモノへの耐久度を自覚できる試金石
ドリンクは散々な結果だったものの、カップラーメン各種に関しては期待してもいいよね。そもそも、ドリンクだってここまで殺人級なものだと思っちゃいなかった。多少はイロモノで、それでも楽しめる程度のものだと思ってた。
気分はハウル。「面白そうな人だなぁと思って僕から近づいたんだ」→「恐ろしい人だった」のアレそのもの。
この手のゲテモノは、東京喰種カフェで再現された「まずいサンドイッチ」以来かもしれない。あれは本当にまずくて、でも食べようと思えば食べられて、吐きはしないギリギリを狙っていた。この「シーフードソーダ」は最悪発狂の可能性がある。本当に気をつけてほしい。
まさに自身のゲテモノ耐久強度を確かめるにはちょうどいいなにかなのかもしれない。そんな限界に挑戦をしてみたい猛者はおひとつどうぞ。
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