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十二支と動物

十二支の動物にまつわることなど書きました。


民話 猫が十二支に入らなかったわけ

日本で沖縄など各地に民話として伝えられています。ネズミにだまされたので捕まえてたべるようになったというわけです。

猫年があるベトナム

ベトナムでは卯年が猫年になります。おもしろいですね。

実は世界には、いろいろな十二支が…

中国語では十二支の動物は十二生肖または十二属相というのだそうです。
また、日本で亥年が豚でなくイノシシになっているのだそうです。

そもそも十二支の由来は

商(殷)の甲骨文の十二支

商(殷)の甲骨文の十二支がありました。ただし、十二支と動物は結び付けられてはいませんでした。

https://web.archive.org/web/20120314075024/http://www.yohseikai.com/W-122.jpg

秦の『日書』の十二支の動物

秦の時代の竹簡の占いの書『日書』で十二支と動物をつなぐ記述がありました。ただ後の漢時代のものとは動物が一部異なっています。

湖北省雲夢県の睡虎地秦墓から1975年に発見された竹簡(睡虎地秦簡)のうち卜占に関する『日書』の部分に十二生肖の記述が見つかり、紀元前200年代の秦の時代には既に成立していたことが分かった。『日書』には次のようにある。

 「子、鼠也。…丑、牛也。…寅、虎也。…卯、兔也。…辰、(原文脱落)。…巳、蟲也。…午、鹿也。…未、馬也。…申、環也。…酉、水也。…戌、老羊也。…亥、豕也」

 (訳:子とは鼠(ねずみ)である。…丑とは牛である。…寅は虎である。…卯は兎である。…辰は(原文脱落)。…巳は蟲(むし、へびか?)である。…午は鹿である。…未は馬である。…申は環である。…酉は水である。...戌とは老いた羊である。…亥は豕(ぶた)である。)

 比較すると「子鼠・丑牛・寅虎・卯兔・亥豕」は現在と一致し、「巳蟲・申環・酉水」も現在の蛇・猿・鶏と関連すると考えられている。ただ、「午鹿・未馬・戌老羊」というところに鹿が入り、そのかわり犬がない。順序も異なっていた。

https://web.archive.org/web/20150518004550/http://japanese.dljzly.com/jp_Jinzhou/jp_culture/4586.shtml

鼠 牛 虎 兎 龍 蝮 鹿 馬 猴(猿) 鴨 羊 豚

十二支と十二獣の対応も、秦の時代には随分漢の時代と異なっていたことが分かる。
特に「未」や「戌」は全く異なる動物が割りあてられていたことになる…

https://web.archive.org/web/20091116164731/http://www.geocities.jp/rootsdiscovery/jyunijyu.html

漢 現在の十二支の動物のルーツ

漢の時代に現在使われている十二支動物が決まったようです。

「十二支と対応する十二獣は中国後漢の思想家「王充」(西暦27年生、100年頃没)が論文「論衡」に記載している。

論衡(全文30巻は国会図書館で確認可能)巻3の「物勢編」に四神像や十二獣が登場する。

ただ十二支と対応する十二獣は王充が決めたわけではなく、西暦100年頃には当時の中国では当たり前のこととして認識されていたということである。」

現代の十二獣は漢の時代になって使われていたもの。
十二支と十二獣との結びつきは2千年以上に渡っていたことになる
。」

https://web.archive.org/web/20091115121625/http://www.geocities.jp/rootsdiscovery/eto.html

現代の十二獣は漢の時代になって使われていたもの。
十二支と十二獣との結びつきは2千年以上に渡っていたことになる。


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