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アルコールからの解放、、、になるか?⑩最終話

どもども

深酒からの骨折という、栄えある?栄誉を受賞したワタクシ。

幸い、松葉杖生活は1週間ほどで、インソールの様な形状の装具になってからは、松葉杖無しで生活出来る様になりました。

とはいえ、骨折している事に変わりはなく、歩くとそれなりに痛みが…

仕事はと言うと、幸い異動によりほぼ事務仕事の窓際族役立たずになりましたので、極力移動(歩行)を避ける事は出来ました。
が、誰がどう見ても片足を引きずる姿は痛風発作の起きたオヤジみたいで、「いゃ〜深酒が過ぎてちょっとやっちまいました〜テへペロ」と、香しい言い訳しても可愛くない訳です。

そして、こんなザマなのに相変わらず帰宅後から懲りもせず飲み始め、酔いの深海に意識が落ちそうになったその時、ここしばらく思い出さなかった父親のアル中錯乱状態がグルグルと思考を駆け巡りました。

夢ともつかぬ泥酔の意識の中、よくわからない恐怖感。

そして、その父親が手招きしている・・・

はっと気がつくとコタツで酔い潰れていましたが、なんだか冷や汗が止まらない。

「このままではダメだ」

蛙の子は蛙の子?

いや、違う!

オレは酒を辞めてやる!やめるぞやめるぞやめるぞやめるぞ・・・と、カルト教団の呪文の様に100回繰り返す。

翌日、夕方になり飲みたくなって来たタイミングで、ここぞとばかり腹一杯になるまでノンアルコールを流し込む。

感想はと言うと、最近のノンアルコールは想定外に美味い!これでいいんじゃない?と自己暗示をかけて断酒生活スタート。

と言うわけで、最初の1ヶ月は飲酒衝動発令→ノンアルコール腹一杯を繰り返し、2ヶ月目からはなぜか無糖の炭酸水やジンジャーエールにハマり出し、あらゆるメーカーを飲み比べたりしてやり過ごしました。

問題は、たまに誘われる会社の飲み会でして、都度「用事が」「嫁が」「風邪かな〜」「持病の癪が(いつの時代だ。)」といいわけをして連続辞退していたところ、飽きられたのか誘わなくなりました。

困った事は、断酒後からなぜか過去の自分がやらかした失敗、ミス、不適切な言動、家族への暴言などが運転中や会議中、ちょっとボーッとした時にフラッシュバックの様にリアルに思い出し、心が囚われてしまう事が多々発生する事です。

もちろん過去は変えられないのでクヨクヨしてもどうにもならないですが、どうにもこうにも気が収まらない時には、ある時断酒関係のネットを検索してたどり着いた「ゲシュタルトの祈り」を思い出すことにしています。

「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。
わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれば、それも仕方のないことだ」

とにかく禁酒にはいかにストレスを溜めないか、ストレス源に接触しないかが最重要課題だと思っています。

そのため、仕事はそこそこ?、出来は70%でオッケー、部下や同僚は信頼するけど信用はしない、出来るだけ早く帰宅する、嫌な事は思い出さない(これが一番難しい)、休日は簡単な運動や旅行や散歩に出かけるなど、ストレス解消に励んでいたら、なんと本日で禁酒生活365日を達成しました。パチパチ👏

我ながら自分でじぶんを褒めたい気分です!

今後も気張らず頑張らずマイペースで断酒生活を楽しむつもりです。(終わり)





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