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アルコールからの解放、、、になるか?⑥

どもども。
アルコール依存症にドップリ浸かった父親ですが、とうとう最悪な事態を引き起こしました。

朝から呑んでいるだけでも最悪ですが、酒が切れると軽自動車に乗って近所の店に買い出しに行ってることが判明。

母親がどんなに注意しても、車のキーを隠しても家中ひっくり返して探し出したり、半ば母親を脅したりして運転してしまうので、居ても立っても居られず父親の車を取り上げる事にしました。

ベロベロの状態で大いに悪態をつく父親には一言「飲酒で事故を起こせば刑務所行きで2度と酒が飲めね〜ぞ!」と捨て台詞を吐いて車を没収!

その後の様子を聞くと、自転車(これもダメだけど)や歩いて買い出しに行っていると聞いていたので、これで心配が一つ減ったと思っていたが・・・・

ある日、仕事中に見た事ない番号から携帯に電話が。

「もしもし、モッシーさん?〇〇警察ですが、お父さんが事故を起こしましたので来てもらう事は可能ですか?」

頭真っ白、目の前が真っ暗になる俺・・・

とりあえず上司に親が事故に遭ったと説明し、慌てて退社。

警察官に教えられた場所へ行くと、フロントがグシャグシャになった母親の車と、側面をぶつけられた被害者の車が。

警察官の説明では、飲酒状態で母親の車を勝手に乗り出し、一時停止を無視して交差点を通過しようとして相手車両に激突したとの事。

父親は怪我をしており、救急車で病院送り。

幸いに相手車両の運転手さんは大きな怪我はなかったが、大事を取って救急車で病院へ搬送されていた。

更に追い討ちをかける様に、父親の免許が半年以上前に期限切れで失効している事が判明、つまり無免許運転でもあった。

どうして良いか分からず、動転した状態で知り合いの自動車保険代理店の担当さんに聞くが、飲酒運転+無免許運転なのでこの後逮捕もあり得る、また入院費用や損害賠償は保険適用されず自己負担になる可能性があると言われてぶっ倒れそうになった。

追い討ちをかける様に、警察官からは新聞等マスコミに掲載される可能性がある事も説明を受けた。

その後、数時間に渡り現場検証や父親の状況について聴取を受けるが、ほとんど何を聞かれ、どう答えたか覚えていない。

ただ、警察官には「厳罰にしてください」と伝えた事は確かだ。

これはかなり後で母親に聞いた内容だが、入院した父親は案の定、重大過失(犯罪)に該当するので病院は保険適用での治療を拒否。
そうかと言って転院出来る状態ではなく、最終的には全て自費で治療し、支払い額は3桁だったらしい。

せめてもの救いは、被害者の治療費や修理費用、慰謝料は任意保険が適用されたことで、十分とは言えないが保証出来たことであった。

そして・・・
事故の後、精神的に参ってしまったワタクシは、

「もっと何か自分に出来たことがあったのでは?」

「アルコール依存の病院にずっと入れておけばこうならなかったのでは・・」

「もっと頻繁に実家に帰って監視しておけば」

などと、強烈な自責の念に囚われてしまい、いわゆる鬱状態になってしまう。


とにかく頭の中の思考が24時間囚われてしまい、ほとんど眠れない日々が続いてフラフラであった。

そして、そんな状況から逃げる様に酒を飲み、ブラックアウトして気絶する様に何とか眠る日々が続く。




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