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現役SE×研修講師の【プログラミング教育論】

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現役SE×研修講師の目線で考える「身になるプログラミング教育」について、実体験や教育事例を中心にまとめる教育系noteマガジン
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#Scratch

香港の「STEM教育」にみる競争力の鍛え方

前回、海外の「プログラミング教育」事情(2018年版)と題して、海外の各国は「いつから」「どんなことを中心に」プログラミングを教えているのか、という点についてまとめました。 海外のプログラミング教育を整理していくなかで見えてきたのは、学習内容には「論理思考習得」と「実践技術習得」の2フェーズあるということ。 16か国(うち地域が2つ)のなかでも、僕が個人的に「バランスがいいなあ」と感じたのが、香港です。 さらに、香港は競争力の鍛え方も上手だなあと。 今回は香港の取り組

海外の「プログラミング教育」事情(2018年版)

2020年から「プログラミング教育」が必修化されますよね。 必修化の背景には大きく2点あります。 ①国内のIT人材不足 ②日本の国際競争力の向上 このあたりについては、ブログやnoteでこれまで何度か触れてきているので、そちらの記事を読んでいただいている方には既知の情報だと思います。 まだよくわからない…という方は、このあたりを読んでみてください👇 さて、2018年7月に文部科学省が、小学校プログラミング教育必修化に向けた具体的な実施工程表を発表しましたね。 👆のn

「プログラミング教育」必修化の落とし穴

先日のWBSで紹介された「2018年 子供にさせたい習い事」ランキング。 第2位にプログラミングがランクインしましたね。 2018年4月に発表された調査結果によると、 子ども向けプログラミング教育市場規模は、2023年に226億4,000万円に達し、2013年の約34倍に拡大する見込みである とあり、2023年のプログラミング教室数は1万超えと予測されています。 これだけ市場規模が拡大している背景に「2020年の教育問題」があります。 ご存知の方も多いと思いますが、

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