シェア破産にまつわる気持ち

前のnoteで色んなオーナーがいるなと書いた訳ですが、1つデータとしてオーナーはある程度の収入があるというのが言えます。
出典は忘れたのですが、破綻当時のニュースでシェアハウスオーナーの平均年収は750万円というのを見た気がします。
これは給与所得だと上位13%ということで、いわゆるエリサーと言っても良いと思うのですが、雇われているので仕事が忙しいというのはあるかもしれません。
そこで投資に目が向きはじめ、色んなジャンルの投資を始めるのもあったのかなとも思います。

当時であれば、ビットコインやFX、王道の株、その他にも外貨預金やドル建て貯蓄型保険、民泊なんかもあったのではないでしょうか。

あくまで私個人の話ですが、収入が良くなってきて、おごりのような感情はあったかもしれません。
「フリーランスの仕事をしています」や「上場企業で働いています」と言った人達と出会う中で、「カッコいい仕事してるけど、こっちの方が収入いいから」と思うこともあったと思います。
別のnoteで書きますがそんなプライドのようなものをくすぐるのが上手い人達に色々な商品を勧められ、契約し、そして1番の問題となるシェアハウスを購入したわけです。

サブリースという単語も知りませんでした。
「家賃保証ですよ、なので安心です」と言われそんなものもあるのかと深く考えなかったのも事実です。
というよりも、それまでの流れで「そんな細かいこと気にしませんよね?」という関係性が出来てしまっていました。
そういった意味では、勧めて来た人は一流の詐欺師であり、少なくとも2流以上の営業マンだったのでしょう。

シェアハウスが日本全国で破綻した頃、私も当然のように家賃が入らなくなったのですが、その時やっと目が覚めたのだと思います。
『家賃保証に見直しがあるだと?』『そもそも会社が潰れたらどうなるんだ?』
結果シェアハウス業者は軒並み潰れたのはご存知の通りです。

シェアハウス業者はスマートデイズの他にも沢山ありました。ガヤルド、ゴールデンゲイン、ラッキー、サクトなどなど。

それらの破綻のタイミングが微妙にずれているのもあってまだ破綻してない業者からギリギリのタイミングで購入してしまった人もいるそうで。その人は建築されなかったり建築途中だそうですね。
結局土地の値段で手放すことになるのでしょうか。
スルガ銀行も大損ですよね。消えたお金はどこへ行ったのやら。

さて私の話に戻ると、たまたま知り合った不動産屋さんと仲良くなり、どんな物件持ってるんですかと言われたことから、全ての物件をチェックしてもらっていました。
そこで、「かぼちゃの馬車って知ってます?。どこの業者からシェアハウス買いました?これやばいですよ。家賃未払いの噂流れてますよ」
と言われていました。
なので少し心の準備ができていたのが、早めの破産に繋がったのだと思います。

続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?