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忍者から始まる まきびしとヒシの実の学び

長男5歳になり、急激に忍者への憧れが増している🥷図鑑を見るうちに、まきびしの元になった「ヒシの実」を採りに行きたいと切望するようになった。そこでヒシの実について可能な範囲で調べたので、今後ヒシの実を探す方向けに情報残しておく。


忍者を学ぶ

元々忍者への憧れを大きく醸造したのは、勧められた図鑑:はっけんずかん「忍者」を買ったことがきっかけ。

小田原城へ行ったら心にさらに火がついた

毎夜工作で忍者の道具を作るようになった。


ヒシの実をめぐる調査

それでは本題、まきびし&ヒシの実について情報をまとめる。

忍者とヒシの実

まず幼児向け図鑑でまきびしに触れてるのは、「なるほど忍者大図鑑」。
ヒシの実と鉄びしの写真、使われ方の挿絵がワンカットある。この本は様々なhow toに詳しく秀逸!

大人向けの本でまきびしに詳しいのは、学研の図説「忍者と忍術」。遁走術の「菱撒き退き」としての解説が詳しくあり、天然のヒシの実の水辺に生えて写真も載っている。 この本は色々見た中で忍者の各情報に最も詳しく著名な忍者烈伝もあるが、文字多くて基本ふりがな無し。

なおライトな大人向けには「忍者バイリンガルガイド」が日英併記され、有名なトピックそれぞれの解説や写真が必要十分に網羅されてて良かった。

5歳への訴求力が高かったのは最終的に、こちらの現代の忍者の方のツイート! ヒシの生え方や忍者のヒシの使い方がよくわかる。親としては現役の忍者や忍術使いの方が生きる国で情報得られてラッキー!と思わせられた。

植物:ヒシ

次に植物としてのヒシについて。 ヒシの実を知る目的で子供向けの図鑑としては「ずかん たね」が形がわかりやすい。 この技術評論社のずかんシリーズ好きなのだが、この本は様々な種のビビッドな写真と解説と共に、実のなる時期や生息地も記載されている。

実だけでなく植物としてのヒシについては「雑草のサバイバル大作戦」がまるまる2ページに詳しくその生存戦略が解説されている。 この本はドクターマキノと共に春夏秋冬の雑草を探検観察するていで漫画チックに記載されており、身近でとても良い。いつか買いたい!

文化:アイヌとヒシの実

植物ついでに文化としてのヒシ。
ヒシはアイヌ民族か秋の楽しみとしてペカンペ/ペムカペと呼び親しんできた。ヒシ関連のカムイの伝説も存在するとのことで「アイヌ民族 21の人物伝」に2ページ説明がある。

また「ペカムペ日誌」は一冊丸々ヒシについての研究記録書、忍者とは離れる&かなり調査研究資料の様相の本。

採集:都内でヒシの実を探したい

ではヒシの実を獲るには? 結論として、ヒシは2020年版「東京都レッドリスト(本土部)」の多くの地域で絶滅EXや絶滅危惧IA類CRに指定されていた。忍者のまきびしに利用されたオニビシは情報不足DD。 ということで、都内では蓮が生える池を秋頃に散策してラッキーだったらヒシが見つかるかも、程度。

関東近郊でヒシを探すなら、いくつか菱で有名な湖や沼がある模様。特に忍者のまきびしに利用されたオニビシを追うネット記事が幾つか見つかる(ネットで探すと軒並み場所をぼかされているのでそれに倣う)。 従って秋頃に自生または駆除されたヒシを収穫することは、大人なら不可能では無さそう。


…ヒシについての学びは以上。
あまりにニッチというかピンポイントすぎてなかなか五里霧中な、図書館にもたくさん助けていただいたりと、ありがたくも難儀な調べ物だった。 内容記載できてスッキリ!次のヒシの季節まで長男のまきびし熱が継続してるか不明なので、これで私も一旦忘れられる〜!

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