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子守唄をエンドレスに歌い続ける方法と童謡リスト

童謡歌うとピタッと泣き止む族の次男寝かしつけで1年修行し、連続で子守唄を歌い続けるメソッドを確立した。
簡単にいうと「歌う→歌の情景を思い浮かべながら次に歌う曲を見つける→歌う→…」でエンドレス子守唄が実現。
おまけとして、私がよく歌うテーマ別の童謡リストを記事最後に付記した。

寝かしつけ中、童謡を永遠に歌い続けたい

次男が生後数ヶ月の頃、寝かしつけで童謡歌うとピタッと泣き止み聴き続けそのまま寝てくれることに気づいた。それから、我が家の童謡子守唄ライフが始まった…

寝かしつけはなんやかんや30分くらいかかることもあり、その間ずっと子守歌を歌い続けるのはなかなか難しい。すぐネタ切れする。基本的にはAlexaに頼んで童謡音楽かけてあげたらいいんだけど、我が家フルタイム共働きで、次男は生後半年過ぎて保育園に入り日々19時には寝る生活で、次男との語り掛けの時間も少ない生活なので、できるだけ0-2歳の間は親の声で歌ってあげたかった。

この1年、毎日寝かしつけに私が子守唄を歌う修行の結果、自分の労力をできるだけかけずに童謡を歌い続けるメソッドを確立したので、どこに需要があるか見出せないが思い出に記す。前提として日本の童謡をタイトルだけでも複数知っていると望ましい。

結論:子守唄をエンドレスに歌い続ける方法

結論として、以下の方法で、歌う→次に歌う曲を見つける→歌う→…と、寝かしつけしながらエンドレスに子守唄を歌い続けることができる。

(1)子守唄導入ルーティーン曲を決め歌う
(2)その日を象徴する曲を歌う(感情/季節/生物/お話/など)
(3) 2の曲を歌いながら歌の情景を想像し、頭の中の景色に見えたものを、次に歌う歌のテーマにする
(4) 3の曲を歌いながら歌の情景を想像し、頭の中の景色に見えたものを、次に歌う歌のテーマにする
(5) 以降3-4の繰り返しで子守唄が永遠に続く

以上でエンドレス子守唄が完成する。できるだけ、歌の情景を思い浮かべながら"歌に入り込む"ことが重要だ。子守唄のゾーン、マインドフルネスに近い感覚。

<この方法を実践する私の例>
(1)シューベルトの子守唄& ゆりかごの歌→(2)カエルの歌→(3)めだかの学校→(4)山の音楽家→(5)どんぐりころころ→(6)カラスの子→〜エンドレス〜


以下にやり方の詳細を紹介するが、この方法は特に、歌を歌いながら情景を思い浮かべることがキモとなる。エンドレス子守唄の各ステップについて解説する


(1)子守唄ルーティーンを決めて気持ち作り

まず寝かしつけ開始時、エンドレス子守唄の冒頭に"必ず歌う曲"を決める。
目的としては、子守唄開始時に「このまま子守唄を歌い続けられるという自信を持ちながら歌うことで、泣く赤ちゃんを安定させる」こと、さらに「自分を歌うモードに入り込ませる儀式」的な役割となる。自分を"子守唄ゾーン"に入り込む効果を狙うルーティーン決定であり、それが2-3曲あると何も考えず歌える時間がより長くなるため、ゾーンに入り込みやすい。ちょっとマインドフルネスに近いイメージでやっている。

参考までに私の場合、以下が定番。
1.シューベルトの子守唄 (♪ね〜むれ ね〜むれ…)
2.ゆりかごの歌(♪ゆりかごの歌を カナリアが歌うよ…)

(2) その日を象徴する曲の選ぶ

その日を象徴する曲を決める。これは慣れるまで少し難しいと感じるかもしれないが、基本的には季節/天気/動物/絵本/感情などのテーマから選べば良い。

例えば今なら冬の歌、今日の天気なら雨の歌、その日見た動物や着た服についていた動物、絵本を読んだなら桃太郎の歌、ギャン泣きしているなら犬のおまわりさんでギャン泣きに対抗、など楽しく選ぶ。

参考までに私の"その日を象徴する曲"テーマごとの童謡の歌リストを、このnote最後に付記した。

(3)(4)(5)頭の中で曲の情景を想像し次の曲のテーマにする[重要]

「曲を歌いながら歌の情景を想像し、想像の景色の中に見えたものを、次に歌う歌のテーマにする」がエンドレス子守唄における最重要ポイント。例を具体的に解説する。

<例>
今日は、保育園からの帰り道に会ったお友達が、カエルの絵がついた服を着ていた。そんな日は「(2)その日を象徴する曲」を「カエルの歌」とする

(3)でカエルの歌を歌いながら、池の中でカエルが並んでる風景を想像する。
→カエルの背後の池の中に想像上の視線を移すと、メダカが泳いでいる(と想像する)→これを元に(4)で歌う曲を「めだかの学校」とする。

※いかに頭の中のイメージ図を詳細に描けるかが大事。歌いながら超集中すべし!

(4) でめだかの学校を歌いながら、めだかの先生と生徒が並んでいる学校の風景を想像する→机の上にリコーダーが置いてある(と想像する)→教室をよく見たら他の楽器も置いてある(と想像する)→これを元に(5) で歌う曲を「山の音楽家」とする。

※山につながる曲を想像できたらラッキー!山は童謡のネタの宝庫。

(5)で山の音楽家を歌いながら、山の中で動物たちが楽器弾いている風景を想像する。→子リスの足元をよく見るとどんぐりが落ちている(と想像する)→これを元に(6)で歌う曲を「どんぐりころころ」とする。

(6)でどんぐりころころを歌いながら、どんぐりが落ちて来た山の風景を想像する。→山の木をクローズアップしてみると枝にカラスの巣がある(と想像する)→これを元に(7)で歌う曲を「カラスの子」とする。

(7)〜以下同じ〜

上記の方法を繰り返すことで、子守唄のエンドレスループが完成する。
なおこの方法は親が子守唄を歌いながら歌の情景を思い浮かべることに必死になるため、親は自ずと子守唄の世界に没入し、声色にも多少は情景を思い浮かべる気持ちがのってくることから、語り掛けの代わりの子守唄としてもなかなか良い方法ではないかと思っている。

また情景をイメージしながら歌うこの方法は、ストーリーテリングという語り方の技法に似ていると教えていただいた。面白い!

エンドレス子守唄、こんなとき

歌詞がわからず曖昧な場合

歌詞がわからない曖昧な場合も心配いらない。

方法A:基本的には歌詞は適当でいい
例えばカエルの歌の歌詞がわからない時は、なんとなくメロディーだけ合わせて
♪かわいいxxちゃん いいこのxxちゃん ケロケロけろけろ…
などと赤ちゃんの名前を連呼するだけでも十分間が持つ。

方法B:わかる歌詞だけ何度も歌い続ければいい

童謡は短いので同じメロディーで違う歌詞が1番2番…と続くことが多いが、基本的に1番だけ覚えていたら1番だけ何度も歌っても良い。私も、自分も眠い中で童謡を歌う時は、意識飛ぶくらい何度も同じ1番を歌う時もある。

最終的に:赤ちゃんが落ち着いた頃に歌いながらスマホで歌詞を確認

さらに、何度か歌いたくなって歌えないことがあると、改めて歌詞を知りたいと思うようになる。歌詞をでたらめに歌う数日を経て、ある日意を決して赤ちゃんが寝入りそうなタイミングでスマホを持ち歌詞を検索し、歌詞を見ながら歌う。これをまた数日続けていたら、なんとなく好きな歌詞の部分ができたりして、おおよそ覚えられるようになる。

英語の歌の場合

基本的に言語獲得の本はどれも、特に0-2歳の間は幼児の母語獲得に重要な時期のため、親が自信のない言語での読み聞かせや語り掛けはNGとされている。私自身、純日本語環境育ちで英語の子守唄を聞かされて育っていないが、とはいえいくつか親しみのある英語の歌はある。

親がネイティブでない場合の英語の子守唄については、0-2歳の間は、エンドレス子守唄の方法(3)で「歌いながら情景が思い浮かべられる曲」については、英語の歌も歌ってあげても良いかと思っている。また2歳以降は気にせず歌いたいものを歌って良いかと思う。

なお私が英語の童謡を親しむきっかけになったのは、ボタンを押すと英語の歌が流れる絵本のおかげ。これの古いバージョンを長男も次男も楽しく使っている。

童謡をあまり知らない場合の参考本

童謡について知識がない場合も、なんとなく曲のタイトルだけは知っているものが多いと望ましい。まずは、なんとなくタイトルだけは思いつく曲を増やすのがスタートライン。日本語のうたが流れるおもちゃ絵本が本屋にたくさんあるので、ぜひ1冊買って日頃から親しもう。

また私は長男が生まれた頃、つちだよしはる氏の「うたえほん」を特に低月齢時に読み聞かせのていで歌っていた。1-3まであり、これで童謡を色々思い出した。私は特に「あめふりくまの子」の歌が好きなので、うたえほん2がお気に入り。

令和の今なら、「くもんのうた200えほん」は歌の数も多いし、親が童謡に親しみ直すのに良いのではないかと思う。(私は持っていないので詳細はすみません)


エンドレス子守唄の方法については以上。方法が複雑すぎて全然参考にならなかったという方、申し訳ない。。。

代わりにと言ってはなんですが、「クラシック音楽を親しむきっかけ」についてコメントしたこちらのツイートの方がお役立つかもしれないので最後に載せておきます。



おまけ:その日のテーマの童謡の曲リスト
(感情/季節/生物/お話など)

以下に、私がよく歌う歌のメモを載せる。アラフォー日本育ちだとここらへんの曲が歌いやすいということで、ご参考までに。

ザ子守唄

エンドレス子守唄の導入(1)におすすめの、ザ子守唄

  • シューベルトの子守唄 ♪ねむれ ねむれ〜

  • ゆりかごのうた ♪ゆりかごのうたを カナリアがうたうよ

  • アニメ日本昔話のテーマ ♪坊や良い子だねんねしな

  • 中国地方の子守唄 ♪ねんねこしゃっしゃりませ〜

  • きらきらぼし

親が歌って気持ちの良い曲

赤ちゃんが号泣で訳わからない時は、大声で歌うと親がスッキリする

  • てのひらをたいように ♪ぼくらはみんな生きている〜

  • まちぼうけ

  • このみち

  • おぼろづきよ[春] ♪なの花畑に〜

  • 花[春] ♪春のうららの隅田川〜

  • からたちの花[春]

  • 夏は来ぬ[夏] ♪卯の花の 匂う垣根に〜

  • 夏の思い出[夏] ♪夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 とおい空

  • さとうきび畑[夏] ♪ざわわ ざわわ ざわわ

  • 椰子の実[夏]

  • 赤とんぼ[秋]

  • ペチカ[冬] 

  • ウンパッパ

  • 大地讃頌

手遊びうた

赤ちゃんが寝てくれない時を一緒に手遊びして消耗させたい

  • バスにのって

  • おもちゃのチャチャチャ

  • しあわせならてをたたこう

  • おおきなたいこ

  • むすんでひらいて

  • お弁当箱のうた

  • おちゃらかほい

  • みかんの花咲く丘

  • アルプス一万尺

感情:眠い時

赤ちゃんがすでに眠そうなときはゆったりした曲で眠気を加速させたい

  • ふるさと ♪うさぎ追いし

  • このみち

  • からたちのはな

  • しゃぼんだま

  • おかあさん

  • おおきなふるどけい

  • 赤とんぼ[秋]

感情:元気な時

赤ちゃんが寝てくれない時は諦めてテンポの良い曲を楽しく歌おう

  • はたらくくるま

  • やまのおんがくか

  • ドレミの歌

  • ABCの歌

  • かわいいかくれんぼ

  • おばけなんてないさ

  • いちねんせいになったら

  • もりのくまさん

  • やまのおんがくか

  • かわいいかくれんぼ

  • クラリネットをこわしちゃった

  • どんぐりころころ[秋]

  • こぶたぬきつねこ[動物]

感情:悲しい気持ちの時

  • いぬのおまわりさん

  • あかいくつ

  • 荒城の月[春] ♪春紅楼の

  • さくら[春]

  • とおりゃんせ[秋]

  • 小さい秋見つけた[秋]

  • 雪の降る街を[冬]

  • かあさんの歌[冬] ♪かあさんが夜なべをして

  • およげたいやきくん

天気:雨の日

  • あめふりくまのこ ♪おやまにあめがふりました

  • あめふり ♪あめあめふれふれ

  • でんでんむし

  • かえるのうた

季節:春

  • さくらさくら

  • おはながわらった

  • はるがきた

  • 春の小川

  • うれしいひなまつり

  • 茶摘み

  • こいのぼり

  • おぼろ月夜 ♪菜の花ばたけに〜

  • ほたるこい

  • 花 ♪春のうららの隅田川〜

  • からたちの花

季節:夏

  • うみ

  • はなび

  • すいかの名産地

  • 夏は来ぬ ♪卯の花の におう垣根に

  • 浜辺の歌

  • 夏の思い出 ♪夏が来れば思い出す

  • 我は海の子

  • 椰子の実 ♪名も知らぬとおき島より

  • さとうきび畑[夏] ♪ざわわ ざわわ ざわわ

季節:秋

  • もみじ

  • たきび ♪かきねのかきねの

  • 赤とんぼ

  • どんぐりころころ

  • 大きな栗の木の下で

  • とおりゃんせ

  • 小さい秋見つけた

季節:冬

  • ゆき ♪ゆきやこんこ

  • 雪の降る街を

  • ペチカ

  • クリスマスソング
    赤鼻のトナカイ
    きよしこのよる
    もろびとこぞりて
    ジングルベル
    サンタが街にやってくる
    あわてんぼうのサンタクロース

  • 蛍の光

  • おしょうがつ

  • おにのパンツ

  • まめまき

  • はるよこい ♪はるよこい はやくこい〜

生き物:魚や虫

  • めだかのがっこう

  • とびうお つっぴん

  • かえるのうた

  • かたつむり

  • ちょうちょ

  • ぶんぶんぶん

  • とんぼのめがね

生き物:鳥や動物

  • ことりのうた

  • ななつのこ

  • あひるのぎょうれつ

  • かもめのすいへいさん

  • とんび

  • ねこふんじゃった

  • こぎつね

  • ぞうさん

  • あめふりくまのこ[雨]

  • メリーさんのひつじ

  • げんこつやまのたぬきさん

  • こぶたぬきつねこ

絵本:おはなしの歌

  • 浦島太郎

  • 桃太郎

  • きんたろう

  • 一寸法師

  • サッちゃん

  • 富士山

  • いっぽんでもにんじん

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