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AirPods Proのプラ感よ

 最近AirPods Proを買った。今更このイヤホンのノイキャンの素晴らしさとか空間オーディオとか言うまでもないというか、わざわざ書くのもだるいので、ここから先はレビューじゃない。飲み屋で僕と会って、最近買ったこのイヤホンの話をダラダラ話しているのだと思ってほしい。

 まずこのプルーム・テックプラスとの対比を見てくれよ。プルーム・テックはつや消しでAirPodsは光沢なんだけど、これは樹脂としてのツヤ感なんだ。プラモの塗装前の白さを安っぽいとかオモチャ感があるとか言ってるのがバカみたいだよ。透け感のない白の樹脂はこんなに高級感があって、美しい。

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このケースを開くとそこにはイヤホン本体がピッタリはまるように設計されたカーブの波が待っている。見える部分がどこまでも磨かれている様は便器みたいだ。汚いって言わないで。酔ってるから。その曲線とは対照的に縁の直線的な部分はつや消しの樹脂になっている。すごいなコレ。こういうことをレビューで書いてくれよ、そしたら悩まずにすぐに買ったのにさぁ。

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樹脂の塊みたいなケースなんだけど、ヒンジの部分だけは金属でできている。でもそれはポリッシュされた金属光沢マシマシな金属じゃなくて、少しザラついた、見ようによっては塗装にも見えるような加工になっている。コレがデザインとして洗練されてるよねとかそういう話じゃない。アップルのデザイン哲学を浅学非才な僕が語ってもしょうがない。ただ、樹脂と塗装のコンビネーションがプラモデル的な遊びに統一されているような気がしてグッときてる。そしてそれは僕の勝手な思い込みかもしれないという話だ。

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イヤホン本体もすごい。黒のメッシュは精密感を出していて、白の樹脂と対比を出しているし円筒部分の端点にキラリと入るメッキみたいなテカテカなシルバーが最高なんだ。この部分がタミヤのプラモデルだったら、メッキのパーツを切り出して、のりしろ部分をデザインナイフでコリコリ削って、ピッタリハマったその隙間に流し込み接着剤の刷毛でそっと触れる気持ちよさを感じれる。

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やっぱこういうメッキのシルバーとヒンジのザラついたシルバーを使い分けてるんだよな。同じようにヒンジをポリッシュしてもいいのに。コレを作った人はプラモのメッキを剥がして塗装し直すみたいな野暮なことはしない人だね。

コレにカラバリがないから微妙って言ってる人がいた。何言ってんだ!塗装しろ!!そんで塗装が剥げて萎えろ!!!

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