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【UIターンのヒント9】転職活動、いくつかの企業で迷ったら

転職活動において複数の会社を同時に受ける方も多いかと思います。
入社後のミスマッチは転職者にとっても受け入れる会社側にも望ましくない状況となりますので、迷った際にはしっかり解消していきたいものです。
採用コンサルタントのはちさんが考える「正しい迷い方」とは。

迷いの理由を見つめ直すことから


A社にしようか、B社にしようか迷うこともあるでしょう。
そんな時はきっと、迷う理由があるはずなのでそれが何なのかを明らかにしましょう。

考えられる理由はたくさんあります。

給与・会社の成長性・社長の人柄・一緒に働く仲間や上司の印象・成長戦略・仕事内容・入社後のキャリアの選択幅・勤務地・各種手当・福利厚生・評価制度・その他制度の違い・・・などなど

転職活動を通じて目的が変化した、想定外に魅力的な会社と出会った、事前の整理や覚悟が曖昧だった、そんな時に迷いは生じやすいです。

そのため、
「今回の転職で譲れないものは何か?」
「今回活動した目的は、そもそも何だったのか?」
「何と決別して、何を手にしたかったのか?」
このような問いを通じて原点に立ち返り、選択しましょう。

他には、「すぐ手に入るものと、その先に手に入るかもしれないもの」による迷いもあります。
例えば、
・入社時の給与とその後の給与の伸びしろの違い
・入社時のポジションからのキャリア選択の幅の違い
・働き方の幅の違い など

私の考えと経験から言いますと、会社は仕事をしてその対価を得る場所なので、あまり「仕事と対価」以外の内容で左右されない方が良いでしょう。
言い換えると、「できるだけ悩む点を絞りましょう」ということです。

未来を自分で作っていく意識を


また、未来の話は、会社ありき、自分のパフォーマンスありきといったものが多いので、そこばかり見ても仕方がないところはあります。
制度がない、給与を上げたい、選択肢を広げたい、そういった未来の話は、自分がパフォーマンスを発揮していく中で作っていけば良いと思います。
こうした話は、会社側もその時々の状況によって検討する内容なので、会社がさらなる成長を考えているのであれば、資本と必要性を鑑み導入していくものです。

最後に、フィーリングの観点からお話をすると、自社の良いことしか言わない、未来の話ばかりをする会社は避けた方が良いでしょう。良い人が多いとか、社長の考えや先輩社員への憧れなど、「人」という軸だけで判断することもおすすめしません。
「仕事の中身」と「現実(会社の今、自分の実力)」をしっかりと見極めて、入社先を決定しましょう。


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◾️筆者プロフィール

はちさん
早稲田大学卒業後、紆余曲折を経て大手人材会社に入社。約20年のキャリアを通じて、九州地区をはじめ都内の企業・自治体の採用支援に携わる。担当業種は多岐に渡り、社長1名の会社から従業員数4万人を超えるグローバルな大手上場企業まで幅広い規模の企業を担当。採用責任者時代は、年間1,000名を超える採用活動でのスキーム設計・フロント業務・事務作業・面談面接・研修といった採用活動の全工程を一気通貫して経験。行ったり来たり考えた結果、採用活動支援と人材育成を行う会社を設立。

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