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成功はアート・失敗は科学

おはようございます。出張で泊まったビジネスホテルの料金が1泊3,000円と驚愕的に安すぎて何だか申し訳ない気持ちになり、ゼロを一つ付け足してあげたくなったmotomです。

さて今日は仕事でも趣味でも成功したいって気持ちは誰しもあると思いますが、この成功を追う際に気を付けておいた方が良いことについて考えてみます。

▼成功体験は再現性が低い

現在様々なビジネス書やスポーツ選手のインタビューなどで「〇〇したら成功しました!」と言う様な成功体験談みたいなのをよくよく目にしますが、
僕はこの成功体験というのは当の本人以外には極めて再現性が低いという考えを持っていて、まったく参考にならないという事ではななく、
あくまでその成功体験をなぞっても同じ様に成功する確率は極めて低いよねってことです。

よーくよく成功者に耳を傾けると、「たまたま運が良くて」という言葉をかなりの確率で聞きます。
「たまたま知り合えた人がとても良い影響をもたらしてくれて」や
「たまたま時代の流行にハマって」など、ほぼ予測不能な外的要因によって成功はもたらされたりします。
ちょっと小さな成功ですが生々しい実体験として、

僕の勤めている会社は、厨房機器をレンタルするという事業がメインで活動してます。主に食が絡むイベントで利用していただける事がほとんどで、現在コロナちゃんの影響でイベントは中止や延期でほぼ壊滅状態。
#中止・延期の連絡だけは絶好調

もちろんこのまま手を子招いているわけにもいかず、イベント以外でのレンタルの需要を模索していたが、直ぐに大輪の花が咲くわけでもなく苦戦していました。

ところが昨年からコロナちゃん&電気自動車普及の影響で全世界で半導体不足に落ち入りました。
その余波で厨房機器メーカーが商品を作れない事態が発生したんです。
もちろんエンドユーザーからしてみれば、前々から計画を進めていた案件では納期遅延を許容することができず、新品が入荷されるまでの間レンタルするという白羽の矢が我々に押し寄せてきました。
#僕らは逆に物はいっぱいあるからね
#お陰様でガッチリマンデー

この事例で自慢をしたいわけでなく、この事態は完全に偶発的に起こった出来事だったということ。
全ての事象と因果関係を知る人がいない様に、この事態が僕らの事業と上手くリンクする事を予測出来る人は先ずいないでしょう。

このことからも成功の再現性は低いと言えますね。

▼失敗はどうか

逆に失敗はというと、人が介入する限り小さな失敗は無くならないしむしろさせた方が良い場合もありますが、
致命的な失敗例えば会社倒産や自己破産は絶対に避けたいところ。
ですがよくよく過去の失敗例を見てみると、大概つまづくポイントは一緒だったりします。

例えば飲食店で言えば“急激に店舗拡大すると人材教育が追い付かず客離れする”
例えば基礎をおざなりにして技術だけを磨いても上達しない

などどこかで聞いたことがある話しばかりです。
しかも先人達が残してくれた失敗を紐解くと、知っておけば事前に回避できる事ばかりなので、
運や個性が多分に絡む成功例を追うより、

致命的な失敗を避けることに神経を尖らせた方が、結果的に成功確率を上げることになるのではないかと思います。

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