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厨房機器のレンタル屋さん

おはようございます。昨日お客様が新しくパン屋をオープンしたとのことで沢山買って帰ったのですが、どれもオリジナリティ溢れる惣菜パンで、妻に何買ってきたの?って聞かれて思い出せないとしか言えなかったmotomです。
#どれもホントおいしかった
#唯一あんパンだけはわかった

さて今日から数日は僕が勤めている会社のメイン事業について書きたいと思います。ニッチでマニアックな世界なので、ご紹介しても面白いかなと思って書いてみます。

▼業務用厨房機器

厨房って言葉が何だか聞き馴染みない方も多いかと思いますが、家庭では台所やキッチンなどの言い方をされていると思います。
意味の違いはなく、場所で使い分けている程度と思います。
では機器はどうでしょう、皆さんのご家庭にガスコンロや冷蔵庫などの家庭用機器があると思いますが、業務用となると少し毛色が違くなってきます。
家庭用と大きく違う点は以下の点でしょうか

・耐久性
・パワー(馬力)
・容量

業務用機器は普段レストランや食堂など多くの人に提供する厨房で使用されます。

大量の食材を早く調理する必要があり且つ、使用する時間も家庭で調理をする時間の何倍も長いので、家庭用機器と比べて上記3項目の能力を上げる必要があります。
そうでないと時間が追っ付かないし機械も直ぐ壊れてしまうんです。

分かりやすい比較でいえば、家庭で使われるガスコンロと業務用のガスコンロでは火力が2倍〜10倍違います。

外装も厨房機器はステンレスと呼ばれる鉄の一種で、一般的な鉄より錆びづらい素材を多用してたりします。錆が食品に混入したらえらいこっちゃですから。

それもあって業務用機器は家庭用に比べてコストもどえらい高いです。
家庭用ガスコンロが2万円で買えるところ、その3倍くらいします。
#どしぇーー!!

▼レンタルの需要ってどこにあるのか

先程述べた様に、業務用厨房機器は値段は高いし大きいし重いです。レストランなどでは固定の場所でずーっと使い続ける前提だから買うという選択をするケースが大半ですが、

皆さんが馴染みある近所の祭りだったり、グルメフェスなどでは如何でしょう?

その様なイベントと言われる行事の開催期間は大概1〜2日、長くて1週間とかではないでしょうか。
昨年のオリンピックでも2ヶ月程。

この短い期間で自分で買って使用した場合どうなるでしょう。
高額な金額を一括で支払うという目先の支出だけでなく、

・一回のイベントでコストを回収しきれない場合、何回かイベントで使用して償却
・一部機器の減価償却に関わる事務的な労務費
・保管場所を確保する倉庫代
・次回使用出来る様に整備する労務費
・イベント毎に保管場所と現場間輸送で発生する運搬費
・壊れた場合廃棄するのに産廃費

とざっと思いつくだけでこれだけの見えないコストが潜んでいるんです。

毎週毎週同じ様なイベントが年間通してあれば買うという手段も検討する価値はあるのかもしれませんが、どっこいそんなことは現実無いので、そこでレンタルという需要が生まれるんです。

次回はレンタル屋さんの裏側について触れたいと思います。
#see you next time!

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