やりたいこと
まずは4枚の写真を載せます。
以前に『放課後』というタイトルで1枚写真を投稿しましたが、今回は同じように放課後をイメージし4枚で組写真にしてみました。
自分の写真を振り返ってみると、極々普通の写真が多くそんな中にも他を活かせる写真があるのではないかと思えてきました。
僕は1枚の写真に短文を付けて投稿することが多いのですが、どうしても単独では弱く1枚で投稿するのは難しいものが出てくる。でも組写真にすればそんな写真たちも世に出せるのではないかと考え始めています。
1.組写真から学んだこと
上の写真は2016年にグループ展に参加した時の僕の作品(全10枚)です。この反対壁面にもう一人の作品があり、実質二人展で半個展のようでもありました。ちなみに下段左と上段左から2番目を「名残り雨」というタイトルでnoteに投稿しています。
このグループ展が始まる10カ月ほど前から写真展に向けて取り組み始めたのですが、この10枚に絞るまで相当な枚数を撮り、何度もなんども見直しをしようやく決定したのを覚えています。
その時にセレクトの難しさというのを嫌という程感じたのと、逆に組写真の面白さにも気付かされたのです。
1枚だけならインパクトがあり目を惹くものを選んでいただろうと思いますが、組写真となると自分がどれだけ気に入っている写真でもバッサリと切り捨てなければならないことも多々ありました。
その時は残念だけど自分の気に入っているものだけ集めても必ずしも良い作品にはならないことがだんだんと分かってきたのです。強いだけでは駄目で強弱をつけたり役割を考えてみることが必要かなと。野球で4番バッターだけずらっと並べても上手く機能しないように。
このグループ展では指導してくれた先生と仲間たちの意見を聞きながら進めていきました。評価をするのは自分ではなく他者であり、自分の視点だけでなく他者の視点や写真を見に来て来る人が喜んでくれるか意識することが大事だと学んだように思います。
2.組写真から得られた効果
自分自身のことでいうと組写真の面白さを知り表現の幅が広がったように思いますし、普段の生活においてもこれとこれを組み合わせたら面白そうとか、仕事でもどんな仕事ができるだろう?など前より考えるようになったと思います。
また色々な写真展や個展を見る時も以前と見方が変わってきて、作者がどのような意図でこのように組んているのかを想像するようになりました。
もちろん組み方は十人十色なので僕の思ったことと作者の意図は違ったりするのは当然のことですが、まずは自分で考える癖が着いたのは僕にとってはすごい進歩でした。
そしてこの展示〇〇枚のために何千、何万枚もの写真を撮ってきたんだろうなと、目の前の作品からその背景も思い浮かべるようになりましたね。
3.まとめ
グループ展に参加し多くのことを学び僕にとっては大きな経験となりました。しかしその後は少々サボり過ぎましたね。あれから4年になりますが気づくと組写真に取り組むことがかなり減っていました。
でもnoteを始めたことでまたあの頃の楽しかったことが呼び起こされ、1枚写真だけでなく再び組写真にチャレンジしたいと思い始めたのです。
ただ枚数やどう組むか考える時間がそれなりに必要ですし、そう頻繁には投稿できないと思います。最初は中々いい組み方が出来ないでしょうが、少しずつ上達し見てくれる人に喜んでもらえるよう表現の幅を広げていきたいですね。
前回の「地元八王子の写真をもっと投稿する」に続き今後やりたいことの話でした。長文にお付き合いありがとうございました。