初めての書籍『他者と働くーー「わかりあえなさ」から始める組織論』NewsPicksパブリッシングから刊行されました

2019年10月4日に、私の初めて書いた書籍『他者と働くーー「わかりあえなさ」から始める組織論』が、NewsPicksパブリッシングから刊行されました。

構想足掛け3年、ついに本にまとめることができて感慨ひとしおです。補足的な内容については、追々書いていきますが、今回はまず今どんな気持ちかということを書きます。

自分の本が、世の中に出る、というのは、どんな感覚なのだろうと思っていましたが、なるほど、こういうことか、と感じています。一言で言うならば、自分のメッセージしたいことの届き方が大きく広がった感覚がしています。

これまでもウェブメディアにはよく出る機会をいただいていました。最初に出たのは、Biz/Zineで、現在も連載が続いています。ウェブメディアの場合、良い点はともかくスピードが早いこと、そして、気軽に読んでもらえることです。しかし、紙面の制約がどうしてもあるため、丁寧な説明には制約があります。また、ウェブメディアは想定読者層がそれぞれありますから、主にはそのターゲット層の方に届きます。

本は、その点、丁寧に説明をすることがある程度可能であり、かつ、リーチが広いメディアであると思います。
もちろん、研究書ではなく、広く読んでもらう本として出す以上、わかりやすさは徹底的に求められますが、しかし、今までは誤解を避けてあまりウェブでは書いてこなかったことなども含めて書けるということは、とても満たされるものがあります。
リーチという点では、今回出版後にSNSで反応を拝見していると、本当にいろいろな層の方に読んでいただいているのだなあと実感します。これはとても嬉しいことです。

加えて、書いた側の満足度言う意味では、最近では電子媒体が増えてきましたが、しかし、モノとして具体的に存在するという点も、自分の研究の成果がまとまったなあ!という実感を持てます。

おかげさまで発売前に相当な数の予約をいただき、発売日と同時に増刷がされました。
これからこの本が、一体どういう方々にどのように受け止められるのか、とても楽しみです。

みなさんも是非お読みいただけましたら、「#他者と働く」でTwitterやFacebookなどでつぶやいていただけたら大変嬉しいです。

この本で書いた「わかりあえなさ」を生み出すナラティヴの溝に橋を架ける実践者が、これから増えていってほしいなあと願ってやみません。 



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