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本島・種牡馬事典

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1頭につき、3000~5000文字程度の解説文でお送りする、本島流の「種牡馬と産駒」評論コラムです。
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記事一覧

『本島・種牡馬事典』 「マンハッタンカフェ」 総見解

※種牡馬マンハッタンカフェと、その産駒の特性について、本島の総合的な見解を描いたノートです。

 レッドアンシェルの活躍を見ると、「あぁ、まだまだ良い産駒がいるなぁ」と安心する。
と、同時に、マンハッタンカフェの付き合うべき産駒の見方は、種牡馬生活の途中あたりから、完全に見抜けていたなとも思う。
 アメリカズカップを見ると、「あぁ、やっぱり、そういうパターンで走るのだなぁ」と思う。
 と、同時に

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『本島・種牡馬事典』 「タピット」総見解

 ※種牡馬タピットと、その産駒の特性について、本島の総合的な見解を描いたノートです。

 北米最高種牡馬の座に君臨した、タピット。
 近年では、日本にも、その産駒がどんどん入ってきている。
 中でも、テスタマッタのG1制覇や、アメリカ遠征をしたラニなどは、印象的だ。
 得意コースは完全に決まっている種牡馬だが、問題は、「その得意コースでも走らないことがある」、ということ。
 ここらへんが、どうなの

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『本島・種牡馬事典』 「シンボリクリスエス」総見解

 ※種牡馬シンボリクリスエスと、その産駒の特性について、本島の総合的な見解を描いたノートです。

 社台スタリオンを出て、地味になった。
 だが、そんな中から、サンライズソアが現れた。
 このサンライズソアの出現こそ、種牡馬・シンボリクリスエス”成熟期”到来の証明。彼は、過去の、どの馬に似ているのか。

 そして、種牡馬シンボリクリスエスの特徴、適性、本質。

 一緒に見ていこう。

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『本島・種牡馬事典』 「エンパイアメーカー」総見解

 ※種牡馬エンパイアメーカーと、その産駒の特性について、本島の総合的な見解を描いたノートです。

 エンパイアメーカー。
 著書では、ダート馬の得意なコースに大きくスポットを当てて、何度か取り上げてきた、この種牡馬。
 ここでは、ダート馬はもちろん、近年続々と登場している「エンパイアメーカーの芝馬」についても触れていきたい。
 秋華賞で、カイザーバルの単複を買った際の僕の心境も書きたい。また、その

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『本島・種牡馬事典』「キングカメハメハ」総見解

※種牡馬キングカメハメハと、その産駒の特性について、本島の総合的な見解を描いたノートです。

 キングカメハメハは、現在、日本でナンバー2といえる種牡馬だ。

 しかし、一期生は、バリバリのクラシック血統とは言えなかった。
 二期生から変化した。
 そんな、「日本の種牡馬らしい、種牡馬」といえる。

 日本では、種牡馬は「2年目から変わる」。
 これはディープインパクトとて、例外ではなく、適性や特

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『本島・種牡馬事典』「ディープインパクト」総見解

※種牡馬ディープインパクトと、その産駒の特性について、本島の総合的な見解を描いたノートです。

 日本が誇るナンバーワン種牡馬。それがディープインパクトだ。
 この種牡馬の産駒が、ほぼすべてのG1レースで上位を賑わせてくる。

 最重要種牡馬だ。

 僕の個人的な手書きのノートでは、ディープインパクト産駒についてだけが、ちょっとした特別扱い。
 1期生、2期生、3期生~~~と、世代ごとに分けてメモ

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