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書評・書籍紹介

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書評・書籍紹介に関する投稿をクリップしたマガジン。
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【書籍紹介】なぜか売れるの公式 理央周著

著者の理央周さんは、アマゾンジャパン、フィリップモリス、マスターカード等の外資系企業でマーケターとして活躍され、現在はマーケティングコンサルタントをされています。大学で教鞭を取られていた経験もお持ちです。 本書の中で、マーケティングとは「自然に売れる仕組みを作る」ことであり、「①何を、②誰に、③どうやって」売るのかを組み立てることであると解説されています。 これは、ビジネス書にも言えます。本書のターゲットはマーケティングの初学者。具体的には、以下の通り説明されています。

初学者にお薦めのマーケティング本をPerplexityに聞いてみた

きっかけは、この1つ前の記事で紹介したMARPSで、池田紀行さん(トライバルハウス代表)がマーケティング学習者向けおすすめ書籍を6冊紹介されていたこと。 具体的には、以下の6冊。 1.USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 2.ドリルを売るには穴を売れ 3.決定版 戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く 4.マンガでやさしくわかるコトラー 5.マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ 6.マーケティン

【再掲】書籍「コミュニティーマーケティング 」を動画つきで解説します

本書は2019年発売と5年前の本となります。日進月歩のデジタルマーケティングの世界において、5年も前の本は使い物にならないと思ったそこのあなた。さにあらず。今でもバリバリに通用するコミュニティマーケティングの本質が詰まった1冊です。 著者の小島氏は、AWS(アマゾン・ウェッブ・サービス)の日本法人第1号社員。予算も人的リソースもない中、Saasの世界で普及しつつあったユーザーコミュニティに着目し、それをAWS普及のメイン戦略に据えました。当時、教本もない中、自ら仮説を立て、

【書籍紹介】マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法

天職が見つからない 中途半端であきっぽい 興味の範囲が広くひとつのことに集中できない 何をやっても長続きしない 器用貧乏と言われる この様な悩みをお持ちの方。はい、あなたは「マルチポテンシャライト」です。 マルチポテンシャライト。直訳すると、多くの(マルチ)潜在能力を持つ(ポテンシャル)人(アイト)のこと。様々なことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人やその人の働き方を指します。 著者のエミリー・ワプニックさんが、冒頭の様な悩みを持ち、自分は社会

【書籍紹介】マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ

日々、新たな理論、ツール、バズワードが生まれるマーケティングの世界。ともすると学ぶのに必死で、学ぶことが目的化してしまい「マーケティングの樹海」に迷い込んでしまう。「学ぶ」ことと「できる」ことは別物。 大切なことはマーケティングも含めたビジネスの原則を理解しておくこと。その手引書として本書は執筆されたと著者の西口さんは語ります。 西口さんは、P&G、ロート製薬、ロクシタン、スマートニュースでマーケティング職を歴任された方。豊富な実務経験に基づいた骨太の1冊です。 私自身

完全教祖マニュアルに学ぶ「宗教OSとカルト理論」がマーケターの必須科目に

「完全教祖マニュアル」という書籍、ご存じでしょうか? 以下、Amazon書評より。 これを読むと即教祖になれる実践的な指南書です。というのは冗談で、娯楽書かつマーケティングの実用書として読むのがお薦め。 お薦めの理由は、以下の2点。 キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教等の世界の主要宗教の概略がすっと理解できる(これまで解説書の類を何冊かトライしましたが、なかなか最後まで読み切ることができませんでした)。 コミュニティーマーケティングに関する理解が深まる。コミュニ

【書籍紹介】考具 考えるための道具、持っていますか? 加藤昌治著

本書は、企画者のバイブルと呼ばれている名著。著者は博報堂に長くお勤めの加藤昌治さん。私も、過去、加藤さんをお呼びしてマーケター及び開発者向けのワークショップを実施したことがあり、その有効性は実際に体感しています。 本書の中で一番刺さったフレーズは、こちら。 新しいアイデアを出すというと、無から何かを生み出すと考えがちです。それに対し、著者は、ゼロから生まれるアイデアなどないと断言します。あくまで、「既存の要素の新しい組み合わせ」に過ぎないと。 アイデアを無限に生み出せる

【書籍紹介】抜擢される人の人脈力 岡島悦子 著

本書は、私がこれまでの実体験を通じて感じて来たことが、見事に言語化されていると感動した1冊。 著者の岡島悦子さんは、三菱商事、マッキンゼー、グロービス等でキャリアを積み、現在は株式会社プロノバという経営人材紹介コンサルティング会社の代表をされています。 本書には、著者がハーバード大学留学時に人脈の重要性に気づいた原体験から、名だたる企業の最前線で実績を出してきた経験及び、その過程で出会った様々な成功者からの学びが言語化、体系化されています。 著者によると、人脈力に繋がる

【書籍紹介】スモールビジネスの教科書 武田所長著

大企業ともスタートアップ(ベンチャー)とも違う、スモールビジネスに特化した書籍。脱サラして起業したいという方が、目指すべきはスモールビジネス。スモールビジネスで生活基盤を整えてから、物足りない人はスタートアップにチャレンジする。そんな現実的な戦略を指南してくれる1冊です。 誰もが実現したことのない課題を解決したい 新しいテクノロジーを使って一発当てたい 社会貢献になるビジネスをやって称賛されたい つい、こんなことを考えて起業しがちではないでしょうか?それに対し、著者の

【書籍紹介】人生を変える最強のコミュニティづくり 美宝れいこ著

数か月前に読了していたのですが、記事化が遅れました。 今、話題の対話型AI検索エンジンPerplexityを使い「2,000文字程度で要約して」と作ってもらいました。 如何でしょうか?要約され過ぎていて、得るものがほとんどない感じですね(笑)。本書を読む前に、これに目を通しておくと吸収率が上がりそうではありますが。 著者は、パラレルキャリアで女性の活躍を応援する女性専用のコミュニティ「エールプロジェクト」の創設者。その母体は、2019年創設のパラレルキャリア推進委員会

【書籍紹介】ひとり広報の戦略書 小野茜著

先日、池田紀行さん(トライバルメディアハウス代表)が講演されるということで下記イベントに参加しました。 同イベントの元ネタとなった書籍「マーケティング つながる思考術」については、別記事で紹介しているので、ご興味ある方はご覧ください。 令和PR小澤さんと共に運営をされていた、小野茜さんの書籍「ひとり広報の戦略書」をご紹介させて頂きます。 本書の中でも書かれていますが、純粋な広報担当者に限らず、広報的役回りも求められるマーケティング担当者、経営者、個人事業主、クリエイター

【書籍紹介】マーケティング「つながる」思考術 池田紀行著

マーケティング業界随一の論客であり実践家の池田紀行さん。トライバルメディアハウスというマーケティング会社の代表をされています。 今回は書籍「マーケティングつながる思考術」を紹介させて頂きます。 トライバルメディアハウス社は、2007年設立。その後に到来したSNSの時流に乗りSNSマーケティング支援会社として成長。現在は、「ソーシャル時代における『売上のメカニズム』を解明するマーケティング支援会社」と謳っています。 実は、日本におけるNFT業界の教祖として有名なあのお方も

【書籍紹介】ライフキャリア:人生を再設計する魔法のフレームワーク

古くからの知人である千葉智之さんの新刊(共著本)をご紹介します。 人生100年時代を想定し、団塊ジュニア世代をメインターゲットに書かれたキャリア本。「ワークキャリアからライフキャリアへ」。会社一辺倒の価値観を見なおし、「仕事×プライベートの無形資産」を組み合わせることで、自分にしかできない、かつ、定年のないパーソナルビジネスの作り方を指南してくれます。 まさに、私のことですね(笑)。 本書では、「ライフシフト 100年時代の人生戦略」(リンダ・グラットン、アンドリュー・

【書籍紹介】本を出したい 佐藤友美 箸

「ライティング系でお薦め本を紹介して欲しい」と言われたら、以下の2冊を紹介します。 1.考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則:バーバラミント箸 「ピラミッドストラクチャー」という手法で伝達内容を構造化することで、わかりやすい文章となる。文章術というより、その上流工程であるロジカルシンキングに着目した著作。古典的名著ですが、翻訳本なので若干読みにくいところが難点。 2.書く仕事がしたい:佐藤友美 箸 いわゆる「文章の書き方」を指南したものではなく、ライ