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かぐや姫の秘密とぼっちキャンプ

『竹取物語』のかぐや姫は、お月様に帰っていく物語です。竹取物語って、みんな知っている話にも関わらず、少し変わっています。

月の物語は『おこった月』や『太陽と月になった兄弟』などたくさんあります。しかし、月に帰っていくという話ではありません。

そして、物語には、現実にあった出来事を脚色してくとするならば、かぐや姫の現実は、どんなだったんだろうかと不思議に思っていました。


ここ最近、アオアシもキングダムのシーズンが終わり、Amazonプライムビデオで『ヒロシのぼっちキャンプ』を見ています。

いろいろなキャンプ場(いろいろなキャンプ場があるんですね)に行って、ひとりでキャンプするという番組です。

このヒロシさん、Wikipediaによると極度の人見知りにも関わらず芸人になったそうです。
ヒットしたそうですが、人見知りであるため、とても苦しんだようです。

そして、ある時「テレビに出ません」と宣言されたようです。


その時、ふと思いました。

かぐや姫(のモデルになった人)も極度の人見知りだったのかもしれません。
そして、その美貌から帝にも結婚を申し込まれるほどの「ヒット」したような状態になったんではないかと。

静かに暮らしたかったにも関わらず、苦しんだのかもしれません。
そして、ヒロシがテレビに出ません、と宣言したように、かぐや姫は入滅したのかもしれません。

『かぐや姫』は、平安時代に書かれたと言われています
平安時代には、宇治平等院でも有名な浄土宗があります
浄土宗は、帰依することによって死後は極楽浄土に行ける、という教えを説いています

つまり、かぐや姫のモデルになった人が入滅した出来事があり、極楽浄土のような世界である月に帰った、としたのではないでしょうか。

そして、入滅した かぐや姫は、極楽浄土で現実の苦しみを忘れ、楽しく過ごしている、そんな気がします。

平等院雲中供養菩薩像に思いを馳せながら、そんな妄想が広がっていく秋の夜長です。
妄想も「圧倒的自由(ぼっちキャンプより)」ですね。


カバーの写真はこちらから https://ja.wikipedia.org/wiki/竹取物語#/media/ファイル:Gekkyu_no_mukae.jpg


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